第六章 7
ちひろとの会話で何かを思ったのだろう・・
口数が少なかった・・
『ちぃ。戸惑いはあるのは分かるで・・・でも身内が居ると言うのは幸せな事や沢山話をして分かりあえばいい』
『うん・・でも・・今の私にはあなた以外の人と会ったりするのはまだ恐いの・・』
『そうか・・でも、今日電話で話した感じはどうやった?』
『ち・・ひろ?』
『あぁ姉妹ゆうても双子や普通の姉妹より深いものがあると思うで・・』
『そうなのかな・・』
『そうみたいやで・・彼女はそう言っていたで・・』
『・・うん・・これからたまに電話して仲良く出来るようにしてみるね』
『そやな・・それが一番や』
それから、千佳は家族の話を色々聞いてきた
京介は自分の知りえる話を全部伝えた・・・
それから千佳とちひろは時折連絡を取っているようだった
数日が経ち、千佳は京介にちひろとの会話の内容を話してくるようになった
『なんかね・・・ちひろと話をして昔の事を聞くと自分の事なのに全然分からなくてとっても不思議って言うか・・変な感じ・・(笑)』
『そうか(笑)でも色々分かってきて良かったやんか』
『う・・うん・・』
千佳はちひろと電話で話すようになってからとても明るくなった・・・
やはり双子ならではの疎通する部分もあるのであろう・・・
そう感じてやまなかった
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数日間の診察の結果も良く退院の日取りが決まりそうだった。
『ちぃ。順調みたいやな』
『なんか早く退院したかったけど・・なんか少し恐いな(笑)』
『そうか・・そうかもしれないけどいつまでもここに居る訳にもいかないさ』
『そうだよね(笑)』
『正確な退院の日取りがいつになりそうか聞いてくるよ』
『うん(*´∀`*)ちぃも行く』
『そうか』
二人で病室を出ようとした時、千佳の電話が鳴った
「逢いたくて 逢いたくて あなたに すぐに♪(ちぃ着)」
『あっ、ちひろだ(笑)』
『俺が聞いておくから電話してな(笑)』
『うん。ごめんね(*´∀`*)』
京介は医務室へ向かった
「コンコン」
「どうぞ・・」
『先生。どうも・・千佳の退院について・・』
『ええ どうぞ お座り下さい』
『先生、千佳の退院はいつ頃に・・・?』
『体の方はもう問題ありませんね・・。ただ記憶がまだですが・・これに関しては今の治療よりも退院し日々の生活をしている方が思いだしたりする可能性は高いと思うんですよ』
『そうですか・・・そうですよね・・では彼女の身内に連絡し来てもらいますね、その時同じ様に説明してくれますか・・』
『はい。それは構いませんが・・・あなたは?』
『私は彼女の身内ではありません・・・身元を引き受ける訳にはいかないんです・・』
『・・そうですか・・・皆さん・・色々ありますからね・・・でも 出来るだけ一緒に居てあげて下さい。それがきっと千佳さんへの一番の治療なると思いますので・・』
『・・はい』
医務室を出た・・・。
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