花祭り①
「そういえば、今日は酒の販売日はないのか?」
朝食を終えて食後のお茶を飲んでいてふと気が付いた。
感覚的に3日ごとにやっている気がするからな。そろそろだと思ったのだが……。
「いや、今日は販売はせんのじゃ。代わりに明日の昼にこの村で花祭りがあるんじゃ」
「花祭り、いったいどんなお祭りなんだ?」
「花祭りはこの村に生えている大きな桜の木の下でみんなでお酒を飲んだりするお祭りなのです」
「今年は料理が広まったからのう、にぎやかな祭りになりそうじゃな」
なるほど、いわゆる花見のようなものか。想像するだけで賑やかな光景が浮かび、自然と気分が明るくなる。
(これは何か料理を持っていった方がいいかもしれないな。さて、何を作るべきか……)
そんなことを考えていた、その時だった。
「おう、オウカのとこの従者、いるかぁ!」
屋敷の外から響く大きな声に、思わず顔を上げる。
どうやら俺を呼んでいるらしい。何事かと玄関へ向かい、戸を開けると――。
「あれ? 皆さんお揃いで、どうしたんですか?」
玄関先にいたのは、肉屋のアカシさん、お隣のヤマネさん、醤油屋のアズキダさん、乾物屋のネコタさん、そして――。
「ほっほっほ、元気にしているかの、若いの」
センジュ村長までいるではないか。
あまりに豪勢な顔ぶれに、思わず言葉を失いかけた。
そんな俺の様子など意にも介さず、奥からオウカが現れた。そして当然のように皆を屋敷へと招き入れる。
「今から妾の屋敷で花祭りの会合が行われるんじゃが、エイタも参加するのじゃ」
「え? 俺も参加なのか?」
とりあえず何も出さないのも失礼かと思い、茶と茶請けに羊羹を出した。
「なんじゃエイタ、羊羹があるんなら、なぜ昨日出さなかったんじゃ」
「今日出す予定だったんだよ、何処かの誰かさんがつまみ食いするから、奥に隠しておいただけだ」
「ぐぬぬ……」
村長さんは羊羹を、美味しそうに味わっている。他の4人も驚きの表情で食べており、特にアズキダさんは材料に気が付いたのか、皿に乗った羊羹を凝視している。
「こりゃ俺の店の小豆だよな……こんな美味ぇ食い方があんのか」
「なあ、村長、いつまで食ってねえで、早く本題を切り出してくれや」
アカシさんの声で村長は羊羹を食べる手を止め、お茶を、一度啜ると、話し始めた。
「そうじゃのう……まずは花祭りについてじゃ。この村では年に一度、この季節に行われる祭りでのう。大桜の下に皆が集まり、酒を酌み交わして春を祝う、それだけの素朴な催しじゃった。――じゃが、今年は違う」
去年までとは違う“何か”。それは、この世界に俺が来たことで生まれた変化だと、すぐに察した。
「今年はお主が来た事によって、村に変化が現れた。皆、生き生きとし、活気に溢れ、充実した生活を送っている。なぜなのかは、お主がよく分かっているはずじゃ」
「俺がこの村に料理を広めたから……でも、たかが料理を広めただけでそんな」
「たかが料理、されど料理じゃ。お主のおかげで皆充実した日々を過ごせておる」
村長だけではない。この場にいる全員が、静かに頷いていた。
「そこでじゃ、今年の花祭りは酒だけではない、お主が広めた料理を出したいと思っておる。みんなやる気満々じゃぞ」
「俺の所では肉を出すぞ、料理本に書いてあった”唐揚げ”ってやつ作ろうと思うんだ」
「醤油や味噌が必要なら俺に任せな。なんなら他の店にも話通せっからよ」
「今日のためにたくさんのカタオ節を作りましたぞ」
「私は子供たちの為にお団子でも作ってあげようかねぇ」
次々と飛び出す前向きな声に、思わず圧倒される。
「そういうわけじゃ、エイタ。お主も花祭りを盛り上げるため、手伝ってくれぬか」
――ここまで影響が広がっているなんて、正直思ってもみなかった。
もう、手伝わない理由なんてどこにもない。
「こんな俺なんかでよければ、ぜひお手伝いさせてください。……それで村長、 この村には何人くらい住んでいるんですか?」
「そうじゃのう、ざっと100くらいは住んでおるかのう」
なるほど、100人か……。
宴会となると酒も進むし余計に作っても大丈夫だろう。余ったら、各家庭に持ち帰ってもらってもいいな。
外で気軽に食べられるもの、あ、大鍋で何か作るのもいいな。各自汁椀なんか持ってきてもらってさ。
よし、何を作るかはある程度まとまった。
「アカシさんは予定通り唐揚げでお願いします。ただ、少しだけ調味料を変えてください」
唐揚げ担当のアカシさんに、ニンニク――オウビルと、生姜――オウコンを加えるよう伝える。クダンさんに渡した料理本には書いていなかったはずだが、ここは少しだけ“味の底上げ”を狙う。
「アズキダさん、あとヨウコ、二人は油揚げを大量に作ってくれ。それを……」
「お稲荷さんなのですね」
「……お、おう、その通りだ」
さすがヨウコ、お稲荷さんに関しては右に出る者はいない。
「それと、醤油味の汁物を作る予定なので、醤油の方もお願いします」
「任せときな! あとよ、うちのかみさんが“おからがんも”も出したいって言ってるんだが、いいか?」
「おお、それは助かります。ぜひお願いします」
ありがたい追加戦力だ。料理の幅が一気に広がる。
本当は汁物に豆腐も入れたいところだが、油揚げでかなり使ってしまう予定だ。今回は見送るしかないだろう。
「ネコタさんはカタオ節と昆布、あと、たくさんの乾燥したハリツキをお願いします」
「おや、ハリツキもご用意するのですかにゃ、わかりましたぞ」
正直、主食がお稲荷さんだけでは少し寂しい。だからこそハリツキ――焼き海苔があれば、おにぎりも作れる。具材を変えればバリエーションも増えるし、祭りらしさも出るはずだ。
「ヤマネさん、まだヨモギって集められますか?」
「ふふふ、もちろん集められますよ。私はヨモギ餅担当ですね」
「……私も作るの手伝う。水車小屋、使うから」
天井の板がスライドしてカナメが顔をのぞかせる。
うおお、びっくりした!? カナメ聞いていたのか。
まあ確かに水車小屋使うし、カナメもいた方がいいだろう。よし、ならばついでにおにぎりの具材、鮭の代わりになりそうな、トラを釣ってきてもらおう。
頼れるお隣のヤマネさんと一緒に、ヨモギ餅は彼女たちに任せておけば問題ないだろう。
「エイタ、妾は祭りで使う酒を準備しないといかん」
「ああ、大丈夫だ、もしもの時は村の誰かの手を借りるさ」
元々は、大桜の木の下で酒を飲む祭りだからな、オウカは酒の準備で忙しい。
「村長、祭りの会場を見てみたいのですがお時間ありますか?」
「ほっほっほ、ええぞ、すぐにでも向かうとしよう」
とりあえず、会場を見なくては、後の計画も立てられない。俺は村長の案内で花祭りの会場がある、大桜まで向かった。
※※※
「あれ、この道って……」
この道、見覚えがある。俺がこの世界に来た時の道だ。最初にアカシさんの店を見つけた、あの道。
――あれ……?
あの時は霧が濃くてよく見えなかったが、歩いた距離的にそろそろ鳥居が見えるはずだ。だが、視界に飛び込んできたのは――鳥居ではなかった。
「す、凄い大きさですね。こんな大きな桜の木、見たことないや……」
樹齢何千年だろうか。見上げるほどに大きな桜の木がそこにはあった。
「ほっほっほ、お主の世界にも桜の木はあるんじゃな」
ええ、ありますけど……さすがにここまでのものは見たことがありません」
日本にも樹齢千年を超える桜は存在する。だが、これほどの圧倒的な存在感を放つものは別格だ。
「オウカから聞いたぞ。お主は別の世界から来た“人間”という種族だそうじゃな」
ああ、やっぱり話は伝わっているのか。
この村の妖怪たちは、俺が人間だと知っても特に態度を変える様子はない。むしろ興味深そうですらある。
「ふむ、人間という言葉はのう……おとぎ話に出てくる程度の存在じゃ」
「えっ、そ、そうなんですか!?」
おとぎ話。
その言葉に、思わず声が裏返る。
この世界のおとぎ話に“人間”が登場するということは、かつてはこの世界にも人間がいたということなのか?
「なんでもな、大昔は我らも今のような姿ではなかったそうじゃ。異形の物の怪として存在しており――その頃、人間を喰らっていたという話じゃ」
「人間を……食べていた……!?」
いや待て。今の俺から見れば、角が生えていたり腕が多かったりするだけで十分“異形”だ。カナメやエンジュのように人間に近い者もいる以上、あまり実感は湧かない。
それよりも、人間を食べていたという一文の方が衝撃的すぎた。
(まるで現実の妖怪譚そのままじゃないか……)
「いやいや、村長。いきなり怖いこと言わないでくださいよ」
「ほっほっほ。なあに、所詮、おとぎ話の類じゃ」
随分と怖いおとぎ話だ。子供に聞かせるもんじゃないな。
そうだよ、もし、彼らが人間を食べている妖怪なら、今頃俺は食われているからな。所詮おとぎ話って事だ。
さて、花祭りの会場を確認しよう。
俺は周囲を見渡すと、少し離れた場所に東屋が見えた。地面は石畳で整えられ、簡易的な炊事場らしき設備もある。
「花祭りの時は、ここで何か作っていたんですか?」
「そうじゃな、酒の肴になる物程度じゃな、干物とか、串に刺した魚とかじゃ」
屋外に置いてあるので心配だったが、よく見ると全然使えそうだ。
ここに大きな鍋を置いて何か作るのもいいかもしれないな。しかし、そんな大きな鍋、屋敷にはなかったぞ。
……いや、待てよ。
「村長、お風呂の釜ってどこで買えますか?」
「む、風呂釜じゃと?」
そう。この世界の風呂は“釜”だ。
風呂釜に水の妖石で水を張り、外から火をくべて沸かす。
ただ、今はあまり使われていない。狭い上に湯屋があるからだ。
そして、その風呂釜のサイズなら大量に調理ができるという訳だ。
「風呂釜なら鍛冶屋に置いてあるかもしれんのう、行ってみるとしよう」
***
鍛冶屋に到着して、店主タタラさんに事情を話すと、店の裏手へと案内してくれた。
店の裏手は倉庫になっており、所狭しと金属製品が積まれている。その一角に、大きな釜が鎮座していた。
「湯屋が出来てから、風呂釜なんて売れなくなっちまったからな。俺としちゃ丁度いい話だぜ」
そう言いながら、タタラさんはその鉄の塊を、いとも簡単に持ち上げた。
……いや、待て。今の絶対におかしいだろ。あれ鉄製だぞ? どう考えても相当な重量があるはずなんだが。
そんな俺の内心など気にした様子もなく、タタラさんは風呂釜を代車へと積み込み、そのまま会場近くの東屋まで運んでくれた。
しかし、そこで問題が発生する。
「この大釜で料理をやるってのは分かった。だがな、このままじゃ竈が持たねぇ」
東屋に備え付けられた竈は、あくまで通常の鍋を想定した造りだ。そこへ規格外の風呂釜を載せ、さらに大量の食材まで入れるとなれば――負荷に耐えきれず崩壊する可能性がある。
「こりゃあ、ただ置くだけじゃ無理だな。上から鎖で吊って負荷を逃がす必要がある。それと竈自体の補強もいる」
「ふむ……石切屋を呼んで来ないといかんな」
「俺は鎖と吊りの加工をやる。お前さんたちは石切屋を頼む」
俺と村長は、石切屋へと向かう。場所は村長が知っているからな、俺だけじゃ場所がわからないし、助かるぜ。
村長に先導され辿り着いたその場所では、カン、カン、と石を刻む音が響いていた。
裏手へ回ると、そこにいたのはノミと玄能を手に、黙々と石を削る女性がいた。
「セキヨウさん、ちょいとよいかのう」
村長に呼ばれたセキヨウという女性は、ノミを打つ手を止め、顔を上げる。
「あれぇ、村長ぉ。今日はどうしたんですかぁ?」
どこか間延びした口調。しかしその雰囲気とは裏腹に、彼女の纏う空気は妙に落ち着いていた。
見た目は普通の人間に近い。
「東屋に竈があるじゃろ、あれを花祭りで使いたいんじゃが、今のままでは使えなくてのう」
「これくらい大きな釜を乗せるんですが、一応上から鎖で吊り上げる予定でして……」
俺はなんとか身振り手振りで説明するが、一度現場を見てもらった方がいいだろう。
セキヨウさんを東屋へ案内すると、すでにタタラさんが釜に鎖を取り付けていた。
「ええぇ!? あれを乗せるんですかぁ!?」
セキヨウさんは釜の大きさに驚きはしたものの、すぐに竈へと向かい、耐久などを確認する。
「うーん……これはダメですねぇ。新しく竈を組み直さないと、その釜は支えきれませんよぉ」
「新しい竈か、どれくらいかかりそうだ?」
タタラの問いに、セキヨウは指を折りながら考え込む。
「設計してぇ、石を揃えてぇ……三日くらいですかねぇ」
3日では到底間に合わない。
やはり外で釜を使っての炊き出しは無理なのか。せめてもう少し時間があれば――そう思った、そのときだった。
「空き家の風呂の竈じゃいかんのか?」
「え、お風呂の竈って、屋敷にあるような、あれですか?」
村長の言葉に、思わず聞き返す。
「お風呂の竈だったら、すぐだよぉ。取り外してぇ、持ってくるだけぇ」
たしかに、元々は家風呂の釜として使うものだったのだから、風呂用の竈に合わない訳がない。早速空き家に行って竈を持ってこよう。
村長の案内で空き家へと向かう。どうやらこの家は最近引っ越したばかりだそうで、竈はまだまだ使えそうだった。
タタラさんが釜を持ち上げ、竈から取り外す。そこにセキヨウさんがしゃがみ込み、持参した工具箱を開くと、手際よく作業を始めた。
「ちょっと待っててねぇ、今外すからぁ」
組んである竈をあっという間に解体し始める。
石を噛み合わせて組まれた竈は、まるで木組み細工のように設計されているらしい。噛み合いを外していくだけで、驚くほど滑らかに解体されていく。
「すげぇな……これ、最初から移設前提の造りか」
思わず感嘆が漏れる。
「はい、おしま~い。気を付けて運ぼうねぇ」
あっという間に解体された竈は、荷車へと積み込まれた。
そのまま一行は東屋へと急ぐ。
到着するや否や、セキヨウさんは元々組んであった竈を解体し始める。
「場所はぁ、この辺りだからぁ、少し右ぃ?」
「ああ、この上の鎖で釜を持ち上げられるようにしてえ」
タタラさんと場所を決め、空き家から持ってきた風呂釜用の竈を高速で組み立て始める。
完成した竈の上に釜を取り付け、上から吊るしてある鎖を掛ければ完成だ。
「よし、これで使えるようになったぜ」
「あ、ありがとうございます、これで花祭り当日にここで料理が出来ます!!」
これで当日の大釜による大量調理が可能になった。
近くには作業台も設けられ、食材の下処理から調理まで一連の流れが完結する。さらに鎖を操作すれば釜の傾きや高さの調整もでき、使用後の洗浄も容易だ。
さて、問題はこれで何を作るかということだが……。
「エイタさんや、ここでなにを作るのかは決まっておるのかい?」
「ええ、一応は……。ドド肉は唐揚げで大量に使うので、野菜を中心にした汁物。けんちん汁を作ろうと思います」
けんちん汁。主に根菜や豆腐を使った、素朴な精進料理だ。
本来なら具材をごま油で炒めてから煮込むのだが、生憎こちらにはごま油がない。代わりになたね油で代用するしかないだろう。
里芋も欲しいところだが、それも手に入らない。仕方なくジャガイモで代用するつもりだ。
出汁は鰹節と昆布、干し椎茸で取る予定。――まあ、どう見ても“なんちゃってけんちん汁”ではあるが。
「ほっほっほ。そうなると八百屋のカワマタさんに話を通しておかねばのう」
「はい。それともう一つ、野菜を炒めるのに両手で扱える大きな木のへらのようなものが欲しいですね」
「ふむ、大きな木べらか。それなら木工屋のコダマさんに、わしから話をつけておこう」
木工屋さんか、確かところてんつき器でお世話になったな。コダマさんって言うのか、覚えておこう。
村長さんと共に八百屋まで向かうと、明日の花祭りのことを知っていたのか、すでに店先でカワマタさんが待っていた。
「おう、そろそろ来る頃じゃねえかと思ってたぜ。で、何が必要なんだい?」
カワマタさんは紙に書いた野菜のリストを見せてくれた。必要な分は畑から収穫するか、根菜類なら倉庫にもまだまだ残っているそうだ。
「なんなら、妖石栽培小屋のも収穫できっからよ」
「妖石栽培小屋……?」
聞き慣れない単語に首を傾げると、カワマタさんが得意げに説明を始めた。
「妖石は知っているだろ? 水や火、光なんかを溜め込めるあの石な。で、白の妖石ってのは太陽の光と少しだけ暖かさも溜め込めるって訳だ。さらに地下に穴倉を掘って、そこに作物を植えて、妖石を使えば……」
「地下栽培ができる……、確かに地下なら温度や湿度を一定に保ちながら育てられますね」
思わず納得してしまう。
昔、日本でも江戸時代中期に“軟化ウド”を地下で栽培していたと、どこかで見た記憶がある。
なるほど。春だというのに季節外れの野菜が並んでいる理由は、こういう仕組みだったのか。
カワマタさんから受け取った野菜リストに目を落とすと、その中には見慣れない名前もいくつか紛れ込んでいた
「あの、カワマタさん、このギャウボってなんですか?」
「ああ、ギャウボか、そいつはこの木の根っこみてえなやつでさ。ギャウルの尻尾に似てっからってそういう名前になったんだとかでさ。今時期が収穫時なんだ。まあ、スジっぽくてあんまり人気ねえし、薬屋のばあさんが買っていくくらいかな」
カワマタさんに見せてもらったその野菜は現実世界にもある。
木の根っこに似てやたらと長いあの野菜。
「あ、ごぼうですか」
思わず口をついて出る。
そういえばアズキダさんも言っていた。この世界には“ギャウル”という生き物がいるらしい。現実世界でいう牛のような存在なのだろうか。
そして思い出す。ごぼうは現実でも「牛蒡」と書く。牛の尻尾に例えられたことが由来だと聞いたことがある。
ならば、この世界でも同じように——ギャウルの尻尾に似ているから「ギャウボ」なのだろう。
「それじゃあ、このごぼう、じゃなかったギャウボとにんじんと大根、あとジャガイモにネギをお願いします」
「あいよ、任せときな!!」
よし、これである程度準備は出来た。
明日作る予定の料理はこちら
おにぎり(味の種類は3種類くらい)、お稲荷さん、唐揚げ、おからがんも、けんちん汁、ヨモギ餅
ははは、今回は一汁三菜ですらないけど気にしない。だって、お祭りなんだから。
種類は少ないけど、好きなものを好きなだけ食べてもらうとしよう。
もし、村のみんなが料理を覚えて、いろんなものが作れるようになったら、来年は今年よりもっと豪華な花祭りになるんじゃないかな。
さて、色々と準備をしていたら、そろそろ昼食の時間だ。いったん屋敷に戻って準備をしないとな。
仕事の再開は昼食後、集合場所は村の集会場とし、俺は昼食のため屋敷へ戻ることにした。




