表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
214/255

第176話:伏見稲荷大社と伊勢神宮


■Scene1:京都・伏見稲荷大社の千本鳥居にて


朝。凛奈は京都・伏見稲荷大社を訪れていた。

千本鳥居の朱色が朝日を受け、幻想的な光の回廊を作り出している。


観光客が少ない静かな時間、凛奈は本殿の裏手にある小道を歩いていた。


その時、鳥居の影で小さな女の子が座り込んでいた。


凛奈:「どうしたの?」


少女:「……お母さんが、いなくなっちゃったの」


ポケットには、小さなキムチ壺が。


凛奈は香りを嗅ぐ。

(……米麹の発酵香に、ほんのり柚子。これは、“子どもの記憶”を守る香り)


■Scene2:かざりやと一和、あぶり餅の味が告げるもの


凛奈は少女を手をつなぎ、徒歩で**今宮神社の「あぶり餅通り」へ。

ふたつの老舗――「一和」と「かざりや」**の軒先から、香ばしい香りが立ちのぼる。


少女は「あぶり餅、食べたい……」と呟く。


凛奈はふたつの店でそれぞれの餅を一串ずつ買い、少女と一緒に食べる。


その瞬間、少女が涙をこぼす。

「……これ、お母さんと食べた味だ……」


凛奈(内心):(あのキムチも、あぶり餅も――“母のぬくもり”だった)


■Scene3:少女の記憶を追って、伊勢へ


少女の話をもとに、凛奈は彼女の母が三重・伊勢神宮近くの旅館に向かったと推測し…急ぎ近鉄特急で伊勢市へ。


到着した伊勢神宮・内宮では、穏やかな風が吹いていた。

凛奈は参道に立ち、キムチをもう一口。


――味覚が揺さぶられる。甘味と酸味、そして「焦げた香り」。

思い出すのは、“迷子になった少女の母”が最後に見た景色。


■Scene4:伊勢の旅館、思いがけない再会


伊勢市内の旅館「伊久いきゅう」の帳場にて、凛奈は女将に尋ねる。


すると、数日前から滞在している一人の女性の名が少女の苗字と一致した。

部屋を訪れると、そこには放心状態で窓の外を見ている母の姿。


凛奈:「……娘さん、京都で待ってますよ」


女性ははっと顔を上げ、凛奈の手元のキムチ壺に気づく。


「……この香り……娘が好きだったキムチに、柚子を加えてくれてたの、私……」


■Scene5:伊勢神宮の境内で、家族は再び


数時間後。

伊勢神宮の外宮近く、参道で少女と母は再会する。


少女:「おかあさんっ!」

女性:「ごめんね……ほんとうに、ごめん……」


凛奈は少し離れて、香り壺の蓋を閉じながら微笑む。


(香りと味――それぞれが、“記憶の扉”になる。

巡礼の地は、心の迷いも、帰り道を照らしてくれる)



最後まで読んでくださり、ありがとうございます!


もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——


ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!


その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。

読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。


「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ見逃さないようブックマークを!


皆さまの応援がある限り、キムチ探偵の物語は、まだまだ続いていきます。

感想・レビューも大歓迎です!一言でも励みになります


それでは、また次の事件でお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ