表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
202/255

第164話:十勝川、追い風の中で


■Scene1:帯広市、十勝川のほとりにて


翌朝。

十勝の空は広く、風が心地よく流れていた。

凛奈は十勝川温泉の河川敷を歩いていた。


観光案内人:「ここ、春は菜の花、秋は紅葉でにぎわうんですよ。

今は“十勝川温泉饅頭”と“十勝ワイン”が人気ですね」


凛奈:「……ほんの少しの時間でも、何も起きないでいてくれれば……」


その祈りは、打ち消されるように破られた。


■Scene2:河川敷の事件、追い詰められる警察


午後2時。

河川敷近くの観光エリアで5人組の窃盗事件が発生。


被害者は地元の中年女性2人。

財布・スマホ・貴重品すべてを奪われ、追跡した30代男性と40代男性も逃走される事態に。


現場では帯広警察の警察官たちが頭を抱えていた。


「凛奈さん……もう、犯人は逃げ切ったかもしれません……」


凛奈は静かに首を振る。


「……まだ、終わっていません。何かが“残ってる”気がするんです」


■Scene3:キムチと“眠っていた警察官”


現場の一角――

屋台の裏で、1人の30代の女性警察官が目を閉じていた。


「……あの、あなた、どうしたんですか?」


警察官:「えっ……!? わ、私は……!」


凛奈は優しく微笑みながら、ポケットから十勝味噌と山わさびのキムチを取り出す。


「もしかして、さっき食べましたか? このキムチ」


警察官:「あっ……屋台の試食で……。でも、なんで……?」


凛奈は鼻を近づけ、香りを確かめた。


(この香り、覚醒作用と鎮静効果が同時に強い……“過剰反応”を引き起こす)


■Scene4:目撃情報と、“母と娘の真実”


その警察官は、ふと呟いた。


「……あ。そういえば、あの時、1人だけ逆方向に走ってた女の子がいたかも」


凛奈はその情報を元に、近くの公園で1人遊ぶ少女を発見。


少女:「ママが、“走れ”って言ったから、わたし、走っただけ」


その“ママ”――事件を見ていた女性が現れ、凛奈に頭を下げた。


母親:「……実は、私の弟がそのグループの1人なんです。

逃げる時に娘が見つかると困るって……それで、巻き込まれて……」

凛奈:「協力してくれますか? 真実を明かしてもらえれば、守れる人もいます」


母親は頷いた。


■Scene5:キムチが導いた真実と、秘密の約束


その夜。

凛奈は帯広警察署で証言と記録を元に、5人の身元と足取りを突き止めた。


同時に、**女性警察官の“眠りの原因”**もキムチの成分として報告。

それは、完全に自然由来であり、偶発的な反応と判断された。


女性警察官:「……助けてくださって、本当にありがとうございました。

でも、あのとき私が眠っていたこと……署には内緒にしてください」


凛奈:「わかっています。

私は、恥を暴く探偵じゃない。人を守るためにいるんですから」


■Scene6:夜の十勝川と、次なる予感


夜。

凛奈は十勝産小豆のぜんざいを食べながら、十勝川の月を見上げた。


『人は皆、誰かを守るために弱くなる。

でもその“弱さ”こそが、優しさであり、力でもある』


風に乗って、遠くからキムチの香りが届いたような気がした。



最後まで読んでくださり、ありがとうございます!


もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——


ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!


その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。

読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。


「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ見逃さないようブックマークを!


皆さまの応援がある限り、キムチ探偵の物語は、まだまだ続いていきます。

感想・レビューも大歓迎です!一言でも励みになります


それでは、また次の事件でお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ