マティブ視点①
更新出来ていなくてごめんなさい。
忙しくって書けてなかったんです。
今回から数話マティブ兄さん視点& 今回は短いです。
僕は幼い頃から天才と言われ続けた。
家庭教師から教わることを一度で覚え、魔法も三つの時に出来るようになった。難しい本も沢山読んだ。
でも、僕は天才と呼ばれることが嫌いだった。
そんな僕の見る景色に色がなかった。
でもそんなことは僕には苦ではなかった。
そんなこんなで僕は八歳になった。 来年から幼学校に通うからと、僕は王都に特待生試験を受けに行かなければならなくなった。そんな時、僕に弟か妹が出来たことが判った。
正直、新しく兄弟が出来たと言われても実感が持てなかった。
ドイン兄さんも王宮の騎士になるための試験があって、二人で王都に上がった。
試験は三日間(※)。基礎的なことだけ問われる問題だかりで僕には正直肩透かしだった。
そんな試験一日目の夜。
翌日の試験の準備をしているとき、職場が王宮勤めの父から連絡がきた。 内容は、今日の昼過ぎに無事弟が産まれたと言うことだった。
『これでマティブもお兄さんだね』
父の声は本当に嬉しそうだったが、 僕にはまだ全く実感がわかなかった。
モヤモヤとした気持ちを抱えつつ僕は二日目、三日目の試験を終わらせ、同じく三日間の試験を終えた兄さんと馬車に乗った。
マロル領までの間、落ち着かない兄さんをなだめることで、この気持ちから目を反らす。表面上は兄と同じく会うのを楽しみにしているのを装いながら。
そして王都を出てから三日後、つまり弟が産まれてから五日後に、僕達は新しい家族が待つ我が家へ到着した。
※用語
~試験内容~
一日目は計算等の筆記。二日目は貴族はマナーの試験、平民は商業系の試験。三日目は受ける科の試験。




