王子の兄と海の兄
更新遅れてすみません。忙しくってハハハ。&今回は短めです。
「兄上は天才と呼ばれる頭脳を持っているがその代わり体が弱く、二月に一度ほどしか部屋から出てこれない体だった。
そんな兄上と俺は昔から比べられてばかりで、『第一王子は出来たのに』、 『第一王子は…』ってよく周りにいる大人に言われていた」
「…」
「その内、『体が強いだけの王子』 と俺は言われる様になった。… 最初聞いたとき、俺は怖くなった。 俺は要らない子どもなんだって。 ……だから、だから俺は兄上の様に、 誰にも劣ってはいけないんだっ! じゃなきゃ俺は…」
「それは違う!!」
顔を真っ青にして、震えながら話す王子に、俺はとっさに言い返した。
「…それは違いますよ王子。人は人自分は自分です」
俺には王子の姿が前世の自分ーー海の幼い頃の姿と被って見えた。
俺…いや、私には七歳離れた兄がいた。
その兄はまぁいわゆる天才と言う奴だった。
その頭脳は、学生時代はノー勉のくせにテストで満点を叩きだし、大人になってからは基本ニートだがたまに株を買って大儲けする位だった(頭脳の持ち腐れだと思う)。
そんな兄を持った私は、すぐに頭脳で兄に追い付こうとするのを諦めた。
一時期は何もしてないのに何でも出来る兄が恨めしかった時もあった。…でもそんな私に紅葉が『お兄さんが何なの?海は海らしさを求めればいいじゃん』と言ってくれた。だから私は、『おれ』になった。
…だからこそ、俺はあの日言われた言葉を彼に言った。
「お兄さんが何ですか?王子は王子らしさを求めればいいじゃないですか」
「でっでもそれではっ」
「貴族どもの言っている事なんて一々気にしていたら何も出来ませんよ。今も昔も重宝される人材は゛誰かの物まね゛をする様な人より、゛自分らしさ゛をしっかり持った人ですよ」
「゛自分らしさ゛?」
「そうです。自分は何が得意なのか、何を学びたいのかを理解するべきです」
「何を学びたいのか………………俺は、…………もっと、自分の国を知りたい」
先程までの死んだような目をしていた時とはうって変わり、彼の頬には赤みがさしはじめていた。
今回はそれぞれ(主人公は前世だが) の兄の話です。かくいう来海に兄は居ませんので優秀な兄がいる辛さってこんなのかなぁと思いつつ書いたせいで、なかなか上げられませんでした。(まだ納得する様な話しにはなりませんでしたが)
まぁそれはそれ、これはこれ。
ついにブックマークしてくれたかたが60人越えました!
こんなに拙い話なのにありがとうございます。
これからも頑張って更新するのでよろしくお願いします!




