クリスマス&バースデー
今日は何の日?クリスマス!…というわけでクリスマス小話です。
内容はフィルの前世である海の話です。
クリスマス。それは良い子にしていた子どもたちに、サンタと言うニュ ーヨーク生まれの赤い服を着た白い髭のおじさん (ちなみに赤い服なのはコ〇・コ〇ラのイラストが切っ掛けらしい)が、真っ赤なお鼻のトナカイに乗ってプレゼントを持ってやってくるというイベント。…と勘違いされているある神様の聖誕祭。
で、なぜ俺がそんな日の話をしているかというと、今日はそのクリスマスなのだ。
そして今日は俺が一年の内忙しい5日の内の一日でもある。なぜなら…
「ねぇ海君。今日一緒に買い物に行こうよぉ」
「えぇ、こんな女とじゃなく、私と街へ遊びに行こう?」
「違うわ!私とよ」
「「海君と一緒にいるのは私よ!!」」
「まぁまぁ」
と、誰が俺と今日を過ごすかの争奪戦になるからだ。
一年の内の忙しい他の日もだいたい同じ理由だ。
(ちなみに他の日はバレンタイン、ホワイトデー 、ハロウィン、そしてクリスマスイブである)
本当なら皆と遊びたいところだが、 今日はそうもいかなかった。
「ごめんね皆。俺、今日は皆と遊びたいけど、早く家に帰らないといけなくて…」
涙ぐむ女の子たちに謝りつつ俺は学校をでた。
その後、俺は二十分程歩きある店の前にたどり着く。深呼吸をしてから扉を開く。
〈カランコロン〉
「すみませんお客様。今日の営業時間は…って、海君久しぶりぃ!!」
「お久しぶりです。いつものケーキ買いに来ました」
「あぁいつものね?ちゃんととってあるわよ」
そう、ここはケーキ屋さん。しかもただのケーキ屋さんではない。有名な海外雑誌も取りあげるめちゃくちゃ美味しい店なのだ。…それこそ開店の一時からものの二時間で売り切れる位に。
でも俺はここが売れる前からの常連で、店長さんとも友達だったためクリスマスにはケーキを取り置きしてもらっているのだ。…なぜなら、
「でも本当に海君はお兄さん思いねぇ」
「そうでもないですよ」
そう、今日12月25日は兄の誕生日なのである。
だから俺はこの日になると毎年女の子の誘いを全て断り、このお店のチョコレートケーキを兄に買って帰る。本当なら俺が作るのだが、兄さんはここのチョコレートケーキが大好物なのでケーキは同じものになっている。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
ケーキを左手で受けとり右手でお金を渡す。毎年買っているので金額は値札を見なくてもわかる。
「うんちょっきりね」
「じゃあ俺はこれで」
「ありがとうございましたぁ」
ケーキを片手に店を出て家へと歩きながら、天才でニートな兄が喜ぶ姿を思い浮かべる。
帰ったら言ってやろう。
『ハッピーバースデー& メリークリスマス、くそ兄貴!』
…と。
うん、海は学校ではチャラ男ですね。まぁ男じゃないけど。
海やフィルは本当に男の子を書いている気になります。女の子なのに… (ん?フィルは男か)。
そうそう。最初ほうに海がいっていたクリスマスの説明は本当の話。私も最初は驚きました。あの赤い服は元からじゃないんだぁ…と。
まぁそれは…。次からは本編にもどります。




