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爺さん技術者、異世界で二度目の人生  作者: りょお@夜の全裸中年男性


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第003話 立った立った!何が立った?

 おっぱい飲んで、寝んねして。おっぱい飲んで、寝んねして。抱っこされてまた明日。

 な生活のエドワード。でもただおっぱい飲んで寝てるだけじゃない。


 かーちゃんのお話やら、自分でステータスウィンドウ内の「ウィキペディア」を駆使して、この世界の情報をしっかりとお勉強してました。


 赤ん坊生活も慣れたもので、もうひと月が過ぎてしまった。

 ベッドの中でモゾモゾ動いているうちに、だいぶ力がついて来たようじゃな。転がるだけでなく匍匐前進ぐらいまでは出来るようになったワシ(エド)。

 最近ではかーちゃん(エレナ)のお話だけではなく、末姉のクロエもワシに話しかけてくる事が多くなった。ああ、ベアトリスとエリザベスは親父が貴族になっちまったもんで、渋々、王都にある王立学園に入学してお勉強の真っ最中じゃ、お勉強と言っても前世で言う小学校から中学校くらいの勉強らしいがの。

 なので上の姉たちは今は王都の寄宿舎で、ヒーコラ言っとるわい。平民ならそんな勉強なんてせんでも良かったんじゃが、曲がりなりにも貴族様になっちまったでな。


 クロエは入学まで3年あるんじゃが、エリザベスの初等部の教科書を使って予習しとるらしい。そりゃそうだわな、学校の休みに帰ってくる姉たちは、「勉強ってしんどいー」「礼儀作法って何なのよー」と盛大に愚痴っとるとか。学校に行かないと言う選択肢はないので、クロエは前もって勉強しようと頑張っとるみたいだ。


 そう考えるとこの世界じゃ、読み書きそろばん。なんてのが出来るのは相当頭がいいと言う事だな。だが、同時に幅広い人材の確保ができないと言う事にもつながる。

 人を育てんと、この世界を変化させれんなぁ。


『そうなんです!この世界は勉学の機会が非常に少ないんです!』

 出た出た。突っ込み神のガイアが。


『酷いですねぇ、私だってそんな突っ込みばっかり、したか有りません』

 うん、ワシもいい加減疲れてくるでの。

『出来れば、この世界にも平民が通える学校を作りたいんです』

 確かに、誰もが一定の学力を持っとらんと世界のイノベーションは無理じゃ。まさかそれまでワシにやれ。と?

『そう願いたいですが、余りにも最初から飛ばしても大変でしょうし、そこはお任せします』

 ふん、今日は聞き分けが良いな。ちょっと気持ち悪いぞ。


 とまあ、毎日がこんな感じではいい加減「飽きた」


 匍匐前進もだいぶ楽に出来るようになったな。ではそろそろ掴まり立ちを頑張ってみるか。ベッドの柵を両手でしっかり握って、ゆっくりと身体を起こす。そして、右足をしっかりとベッドに下ろす。


『あぶぶぅ(よっこらせっと)』


 ちょうどその時、クロエがお話しようと部屋に入って来た時だった。クロエはベッドの中で掴まり立ちしたワシ(エド)を見て、


「立った、立った!エドが立った!」


 と大騒ぎしながらUターンして消えていく。


 ああ分かるぞ、ワシも息子が立った時は大騒ぎじゃった。

『そこは素直な感想なんですね。私は違う息子の話をするかと思いましたよ』

 ・・・あのなぁ、そこまで下ネタ一直線じゃないぞい。


 暫くして廊下をドタドタと駆けてくる音がする。勢い良くドアが開くと、そこには親父とかーちゃんが目をウルウルさせて立っていた。

「おお!流石に私の子供だ。生まれてひと月で掴まり立ちまで行ったか!」

「あらあら、一番早かったエリザベスでも2ヶ月掛かったのに。さすが男の子ですね、元気で良かったわ」

 親父もかーちゃんも、ワシの掴まり立ちに大喜びじゃ。


 ワシも嬉しいぞい、今までは寝て見ていた風景を、ちゃんと立って見られるでな。おお、子供部屋にしてはかなり広いんじゃな。まだ家具は少ないが、これからアレコレ(おもちゃとか)増えたらあっという間に狭くなるんじゃろうが。窓も大きいなぁ、こんだけ大きいからお日様も良く入る。部屋は明るい方がええでのぉ。


 掴まり立ちが出来たワシ(エド)を、かーちゃんが抱き抱える。よしよしとあやしながら、

「エド、まずは最初の一歩ね。でもあんまり急がないで、まだまだ身体が出来上がってないのだから」

 と語りかけつつ、ワシを抱っこして窓の方へ歩み寄る。ワシに窓の外を見せながら、

「もう少だけ辛抱してね。しっかり歩けると分かったら、お外を散歩しましょう」


 よしよし、これからは身体作りに比重を移すか。そして早いとここんなベッドから抜け出して、あちこち見て回るぞい。

 そういえば「なろう」でもAI利用状況の設定が必須になりましたね。

 確かにAIを使えば、作品の作り方はかなり楽になると思います。

 実際問題、私もアイデアを入力して、アウトプットを楽しんでおります。

 となると私の場合は「間接利用」になるんかな?


 けど、AIに振り回されずに自分の「色を」付けないとつまらない。

 と言う事で、話の進め方に悩む、今日この頃でした。

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