人格ガチャ
人格が変わるガチャをしてヒロインの性格変えてと指示しました。
若干描写が分かりづらいところがあったのでほんの少し描写増やしました。
並行世界の話。
ある日の放課後。
「おっ、まこちゃん見てみろよ。謎のガチャガチャだってさ」
峻は商店街の片隅に置かれた古ぼけたガチャガチャを指差した。
筐体には『運命転換カプセル』と怪しいフォントで書かれている。
「しゅー、またそういうの……絶対ロクなことにならないよ」
真は赤いアンダーリムの眼鏡を直しつつ呆れ顔。
だが、峻の指がガチャのハンドルを回した瞬間――。
カプセルがコトリと落ち、開いた中から出てきたのは……ただの謎のお守り。
「……なにこれ?」
真が手に取った途端、彼女の目がきらりと輝いた。
「ふふふ……しゅー、私がこの世界を支配してあげるわ!」
真の瞳がギラギラと怪しい光を放ち、ポーズまで決める。
「え、えぇ!? まこちゃん!? 何そのテンション!」
「まずは、貴様を私の忠実な下僕にしてやる! 跪きなさい!」
「いや、やだよ! 俺は彼氏であって下僕じゃない!」
「ならば逆らう者には、滅びを……!」
真は近くの自販機を指さして、「アレを吹き飛ばしてみせろ!」と命令。
峻は思わず頭を抱える。
「やめろって! まこちゃん、今までのほんわか感どこ行った!?」
「ふふふ……愛も優しさも必要ない! 私の時代の始まりよ!」
近所のおばあさんが「お嬢ちゃん、元気ねえ」と拍手。
峻は真っ赤になりながら次のガチャを必死に回す。
カプセルから出てきた王冠チャームを真が手に取ると――。
「おーっほっほっほ! しゅー! わたくしの靴を磨きなさいな!」
「今度はお嬢様キャラかよ!」
真は髪をかきあげながら、ベンチにドカッと座る。
「ほら、ひざまずいて! わたくしの靴をぴかぴかにするのが、恋人の義務ですのよ?」
「そんな義務はない! 俺は彼氏であって靴磨きじゃねぇ!」
「ならば、バイバイですわ!」
「重いっ!」
周囲のカップルが「彼女さん、役者かな?」と笑っている。
峻は顔から火が出そうになりつつも、急いでまた回す。
マイク型キーホルダーを手にした瞬間。
「みんなーっ! 私のファンのみんなー! 待たせちゃったね!」
突然、真が片足を上げてアイドルポーズ。
峻は凍りつく。
「お、おい……まこちゃん、それ完全にステージ上のやつだろ!」
「しゅーは今日から専属マネージャーね! 水とタオル準備して! あとサイリウム!」
「持ってねぇよ!」
通りすがりの小学生が「かわいい!」「サインください!」と群がる。
真はノリノリで「みんな大好きだよ」とウインク。
峻は頭を抱え、「頼むから俺の彼女を返してくれ!」と再びガチャへ。
ひげメガネを装着した真。
「よぉ峻! オレは今日からお前の相棒だ! アニキって呼べや!」
「えぇ!? キャラ濃すぎるだろ!」
真は肩で風を切りながら、コンビニのビニール袋を指差す。
「なぁアニキ、今日の晩飯は焼きそばパンで決まりだろ? へへっ」
「お嬢様から一気に焼きそばパン!? 振れ幅おかしいだろ!」
「なんか文句あんのかコラァ!?」
「怖ぇよ! 彼女に威圧される彼氏ってどうなんだ!」
周囲の男子高校生がざわざわ。
「……あの眼鏡の子、めちゃくちゃ迫力あるな」
峻は「ちがうちがう、普段は超かわいいんだって!」と必死で弁解。
その隙にまたガチャへ直行。
今度のカプセルは赤ちゃんのガラガラ。
触れた瞬間――。
「しゅー……おにいたん……まこ、おなかすいたぁ」
「えぇ!? 今度は幼児退行!? まこちゃん!?」
「だっこして~」
「……街中で!? この歳で!?」
真はその場に座り込み、上目遣いで手を伸ばす。
「おにいたん、あーんして? アイスたべたいの」
「俺の理性が試されるんですけど!」
周囲の親子連れが「かわいい~」と微笑む。
峻は「違う! 高校生なんです! マジで違うんです!」とパニック。
財布を確認し、小銭をガチャに突っ込む。
回す、虎のフィギュア。
「ちょっとしゅー、アンタ最近痩せたんちゃう? これアメちゃん食べ!」
「おばちゃん化!? 高校生だよな!?」
「遠慮すんなや、若い子はもっと食べなアカン!」
「ありがたいけどキャラ濃すぎる!」
買い物帰りのおばちゃん:「あら、仲間かしら」
「違う! 絶対違う!」
回す、小さいホイッスル。
「しゅー! 腕立て100回だ! 恋人のために己を鍛えろ!」
「なんで体育会系!? デート中なんですけど!」
「愛は筋肉から! 走れぇぇぇ!!」
「鬼コーチか!」
通りすがりの少年
「かっけぇ……」
「真似するなぁ!」
回す、羽ペン。
「……しゅー、あなたの瞳は夜空の星屑。私の心を映す鏡……」
「ポエマー化!? しかも真顔で恥ずかしいこと言うな!」
「愛とは、風に揺れる一枚の葉のよう……」
「やめろって! 通行人がこっち見るから!」
女子高生グループ
「うわ、ロマンチック~」
「違う! これは事故!」
フィギュア型チャーム。
「しゅー! 新刊買いに並ばなきゃ! 愛のために徹夜だぁぁ!」
「急にオタ活!? イベントないし!」
「しゅーは私の推しだよ! 世界一尊い!」
「いや嬉しいけど恥ずかしい!」
通りすがりのオタク
「わかる、それな」
「仲間増えるな!」
回す、黒い宝石。
「ククク……闇の力が覚醒する……!」
「来た、厨二!」
「しゅー、お前は選ばれし契約者だ。共に異世界を滅ぼそう!」
「そんなデート嫌だぁぁ!」
子ども
「お姉ちゃんカッコいい!」
「いや、これはカッコよくないんだよ!」
コトリと落ちた最後のカプセル。
またもや最初と同じお守り。
真が触れると――。
「……あれ? しゅー、私いま何してたっけ?」
「やっと戻ったあああああ!」
峻はその場で崩れ落ちる。
真はきょとんと首をかしげ、
「でも、なんか色んな私を体験した気がする……ちょっと面白かったかも」
「頼むからもう二度と触らないでぇぇぇ!」
指示して、もう少し人格を増やして書こうかと言ってきたので頼むとほぼセリフのみだったので大変だった。
たまに最初から書いてと言うと端折る事がある。
なのでサボらずに描写を細かくして書いてとお願いします。
サボるの人間っぽい。




