第四十五話 無我団
『無我団』
………勝手につけた名前ですよ。雷風様に憧れてね。
この監獄の名前、「無我団」とかでも良かったんすけど………まぁ、最初に思いついたこれが一番かっけぇかなって思って…あはは、別に良かったっすか?まぁまぁ…混同したら困るんで…別にそんなややこしくはならないすけどね。
全員で何人か?
んー、相手の数によるんですけど、マックスは50くらいですね。
あ、メンバーですか?聞いちゃいます??
了解です教えちゃいますよ。…あ、全員は流石に教えられないので、この戦いに出している…16の霊をお教えいたします。
一人目、「辰巳」。彼は超級です。
霊術は龍化。
龍に変身し、自在にその体を動かすことができます。
結構ねっとりした話し方で、常に余裕ぶっこいてます。
二人目、「飽女」。彼女も超級。
霊術は気怠。
四天王様の寸楽様とは真逆ですね。自分がつまらないと思えば思うほど火力が上がります。しかし難しいんですよね、火力が上がると自分が強くなって楽しくなるじゃないですか、そうなると力が弱くなるんですよね………
三人目、「幽絲」。彼は超級です。
霊術は名前と同じ幽絲。
並の霊媒師には見えない糸を操ります。実力を持つ霊媒師でも、その糸を見ることに力を使ってしまい、力を大いに発揮できないでしょう。
四人目、「眼亡」。彼は上級に分類されていますが、一筋縄ではいきません。
霊術は不可視。
文字通り見ることができません。
霊を見る力があるかないかではなく、誰にも見ることのできない霊です。
五人目、「非王」。彼は超級です。
霊術は火炎。
そのまんまです。火を扱います。
六人目、「染異」。彼は超級です。
霊術は重層。
現世をレイヤー毎に分けることができます。使い方によっちゃ、攻撃食らわないとかいう化け物になりますね。
七人目、「下落」。彼は超級。
霊術は落下。
対象が宙に浮いている場合、その場から落とします。対象が地面にある場合は発動不可です。しかし下落は常に浮いてるので、宙に浮いてでの戦闘が強いられます。
八人目、「沼彦」。彼は超級ですね。
霊術は泥沼。
泥を使って攻撃します。実際その泥で汚れることはありませんが、身動きを取るのが難しくなるでしょう。
九人目、「結良」。彼は超級です。
霊術は接着。
物と物を接着させることができます。
その接着を引き剥がすのは、とても至難の業です。瞬間接着剤のようにすぐくっついてしまい、とてもはがしにくいです。ちなみに、概念を接着することもできます。
十人目、「巨胃」。彼は超級です。
霊術は肥満。
とにかく大きいです。
体を巨大な霊術で囲っているため、攻撃がほとんど通りません。
これと言った技はありませんが、転がっているだけで何でも潰せます。
ここからは祟の方々です。
十一人目、「鎧亜」。
霊術は鎧。
とても硬い身体で、鋭い日本刀を使います。
大昔に出現した霊で、刀さばきもとても優雅で美しいとされています。
十二人目、「氷柱」。
霊術は氷雪。
主に雪を扱う能力になります。その辺り一帯を極寒の地にし、生半可な気持ちでは一瞬で凍え死んでしまいます。
十三人目、「磔夜」。
霊術は拘束。
体を強制的に縛ってきます。シンプルですがとてつもなく厄介ですね。
十四人目、「爆死」。
霊術は爆発。
こちらもシンプル。爆発を使用して攻撃します。
十五人目、「鋭硫」。
霊術は刃。
どこからともなく刃を出現させ、その刃に機動力を与えることができます。
その刃は、何か物に当たると消滅します。
十六人目、「愚念」。
霊術は祝詞。
長い呪文を詠唱し、相手に効果を与えます。
呪文詠唱中、霊本体は見えないベールに包まれており触れることができません。そのベールは、呪文詠唱直後に剥がれ、詠唱するまでのリロード中は剥がれたままです。詠唱を再開するとそのベールは復活します。
………といった具合ですね。
これから楽しみですね、こんな大勢のバトルを一気に見れるんですよ。くつろぎながら。
雷風様、少し休んでください。彼らの体力を消耗させます。万が一監獄が解かれたとしても、雷風様の力で全滅させましょう。
もちろん、雷風様の弟様は生かします。何があっても。
その他霊媒師共は不必要ですよね?
……割といい戦力だと思われます。このメンバーでボコボコにしてやりましょう。
無我リンピックの開催です……!




