第四十一話 神ならば(後編)
神の子、一が死に、「万男」が生まれて30年。
「万男…今わしは何歳じゃ…?」
「102歳だよ親父、…102歳って…何だよ全く、長生き過ぎだろうか」
「はっ、長生きの何が悪い」
「…生きてくれんのはいいけど介護がなぁ…」
「介護なんざいらん。ほれ、金平糖買ってきてくれ。小銭やるから。」
「わぁったよ…。」
……
はぁ………
「神ニ告グ。」
「……およびでしょうか。万男様。」
「…俺ってさ、神に作られた子なんだろ?」
「ええ、そうでございますが、」
「億、ときて〝万〟男…。」
「はい…?」
「いずれ一になって、もう三鈴はこの世にいなくなっちまうのか?」
「気づくのがお早いですね。えぇその通りです。しかし、それは億様の願いです、三鈴家は、一…一の代で終わらせてほしい、と、。」
「……そうかよ。」
「何かご不満ですか?」
「不満だ。だが親父の決めたことだ。変えねぇよ。」
「承知いたしました。」
「………神ってのは、どんな神でも仕えることができんのか?」
「いえ、そういうわけではありません…三鈴家に仕えるための神のみ可能です、それ専用の神が、イザナミ様、イザナギ様により生み出されます。」
「そうか。わかった。」
………
数百年後
三鈴 十介
「………はぁ…。」
恋人ができない………
マッチングアプリ……正直嫌いなんだよ。
あ〜〜〜………くっそが……
なんかこう、子供作って、家庭作って、ワイワイするってのが夢なんだけどなぁ…
あ、そういえば
「神ニ告グ」
「およびでしょうか。」
うぉぉまじで来た!
「……ご要件は…?」
「あぁあすまん、妻と子供欲しくてさ、」
「ご家族…ですか?」
「え、もしかしてできない感じ?」
「いや、できるにはできるんですけども…」
「なんか都合悪かったりする?」
「いえ、その、、、」
「いやなんかあるんだったら言えって〜!」
「……あなたの子供は既に存在いたします」
「……は…?」
「三鈴家は、あなたの息子の代で終了なのです。」
「………いや、え…?どゆこと、?」
「……十介様のお孫様は、この世に生まれることはありません…。」
「ッスゥゥゥゥまじで、?孫見れねぇの!?」
「そういうことになります……。」
「……そっかぁ、いろいろ意味わかんねぇけど……とりあえず、息子は?今どこに?」
「…今は霊媒学校に通っておられます。」
「霊媒学校!???な、え!?」
「………何か問題でも…?」
「え〜、なんか意外だぁぁ、すごぉ、」
「そうですか、」
「娘様もそこに通われています。」
「え、娘!?え、!??」
「姉の三鈴 理恵様、そして弟の三鈴 一様、このお二方です。」
「はぇ〜…初めて知ったぁ…え、なに、その学校って………」
ここから立ち話が何時間にもわたって行われた。
神と交信をする能力
これは、力の使い方を完璧に伝授され、唱え方もすべて完璧に理解してる者にしか、その力を完璧に発揮することはできない。
三鈴家の中で、最も使える代が、一と理恵、つまり終の代である。
……神ならば、雷風の生みの親、風神雷神を操れるのではないか………。
【現在】
「………やってみるっきゃねぇな!」
急に三鈴が立ち上がる。」
「どうした、?三鈴?」
「湯守座先生、見ててください。俺の能力を!」
目の前で巨大な二本の竜巻が渦を巻いている。
雷を纏う方が雷風の竜巻。
あいつの、、、あいつの神を、!!
「「風神雷神ニ告グ」!!!」
、、、、、。
時が止まった。
どうやら世界を動かしている神に問うと、時空がとまるらしい。
「、、、「雷風ノ力ヲ消セ」」
「何故?」
「辺リ一体ガ壊滅スル故」
「理由にならん。」
、、、クソ、、、!!
神が使えない、、、やはり三鈴の神でなければ使えないのか、?
でも交信は出来ている、そうだ、俺の能力の本質、、、神と交信をすること、!
神ならば、!!!
全知全能の神、古代ギリシャ神話の最高神、、、
「「“ゼウス”二告グ、我ノ元へ降リヨ!!」」
すると空から、人のような形の何かが降りてくる。
神だ、、、ゼウスが降りてきた、!
……周りの反応を見るに、俺にしか見えていないらしい………。
「「我二全知全能ヲ与エヨ、!!!」」
全知全能
全ての力を得る
三鈴は、大いなる力を身体に込める。
「雷風!!!」
三鈴が叫ぶ
「あ??」
「俺と戦え!」
「……お前と戦ってる場合じゃねぇんだ!頭イカれてんのかテメェ!」
「正気だ!」
「俺は兄貴の攻撃しか通らねぇんだよ!」
「関係ない!!」
「三鈴!お前駄目だ!こいつには攻撃通らねぇって、!」
「加蔵………気持ちはわかる!けどな!なんか、いけるきすんだよ!!!」
「無神無人先生、無視しましょう、あいつそういうとこあるんで、たぶん気が狂ってます。」
「…一概にそうとは言えん。」
「先生!攻撃に集中してください!!!」
「……大血嵐を解く。加蔵、一旦退避しろ。」
「な、なぜ、!?」
「いいから退避!!!退避命令!!!」
「っ、は、はいっ、」
シュタッ………
「あれ、加蔵くん、?降りてきたの?」
川原先生が言う。
「退避命令が出されて、」
「え、?そんな危険な状況なの!?作戦では加蔵くんの攻撃が必要って、…」
「……なんか退避しろって言われましたね、」
「そうかぁ………まぁ、見守るしかないね、」
「三鈴!!!攻撃しろ!」
無神無人先生が叫ぶ。
は…?三鈴が?
効かないんじゃねぇの、?
「こっからは………俺と勝負だ。雷風!!!」




