5月23日(月)昼休み
5月23日月曜日 昼休み
この週から昼休みの後半と清掃時間は赤・白・青・緑の各チーム、応援合戦の練習日のために割り振られることになる。
順番はくじ引きで決められ、青組は火曜日が応援合戦の練習日となったいた。
そして今日、月曜日の校庭では赤組の応援合戦の練習が始まっていた。
朝礼台に乗った赤組の応援団長がメガホンを持って1年生の集団に指示を出している。
各組の応援団員も互いに作戦を知られないように忙しく走り回り段取りをつけていった。
かくいうC組の教室でも、応援団員が生徒達に刷り上がったばかりのプリントを配り、明日の総合練習に備えてマスゲームの段取りを説明していた。
2年のクラスを担当になった三津谷さんのうしろに控えて、説明に立ち会いながら、ナギはこっそりアミに尋ねた。
「そういえば、結局何枚になったのよ」
「え〜、……何のこと?」
しらばっくれるアミ。
「ほら、私の写真のこと。『報酬』としていろいろ約束しちゃっているんでしょ。」
「ああ、ええと確か……そろそろ100枚位になるかな。ねえ、やっぱナギってアイドルとしての素質があるよ。
このまま商売にしちゃったら?」
アミのあっけらかんとした顔にナギは絶句した。
(そんなに約束しちゃって大丈夫なの?
そもそもまだ肝心の写真を1枚も撮っていないのに!
それにこれこそ牛尾先生に見つかったら「肖像権」の侵害だって大騒ぎだわよ!)
(つづく)




