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5月20日(金)朝1
5月20日 金曜日 朝1
朝、教室の席に着くと、アミがさりげなく、でも明らかにこちらのほうを気にしているのが視界に入ってきた。
無理もない。昨日の夕方、ナギは熱弁をふるうアミの話をぶった切って急に走り去ってしまったのだから。
ナギは振り向いて、笑顔で手をグーパーさせて挨拶を送る。
さすがに笑顔というよりも苦笑いに近いものになってしまったけれど。
そして休み時間、早速アミの机に向かった。アミはしばしナギの目と鼻の辺りをじっと見た。
「よかった、元気そうね。
ナギのことだから、私の言葉にショックを受けて、一晩泣き明かしていたんじゃないかと思っていたよ。」
「おあいにくさま。あれくらい『へ』でもないんだから。」
ナギは明るく強がってみせる。本心とは裏腹に。
「それよりも、昼休みにちょっと相談があるんだけど。」
ナギはアミにランチの約束を取り付けると自分の席に戻った。
(つづく)




