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5月18日(水)放課後4
5月18日(水)放課後4
ナギはその考えを振り払うように、頭を左右に強く振った。
(じゃあ『レグルスの伝言』は? 「三瓶ルリカ」さんは?
アミと話して、まずは彼女が借りた6冊の本を探してみるって決めたじゃない……!)
考えている間に、ナギは本を全て書架に返し終わってしまった。
本来ならカウンターに戻って貸し出しや返却の業務の手伝いをする所だが、カウンターにはマルちゃんが居る。
あんなことがあった後ではさすがにバツが悪い。
カウンターに戻る代わりに、ナギは震えの収まった手でポケットから紙を取り出した。
折りじわでよれた紙を開きながら、棚の中を歩き始める。
さっきの出来事をきっかけに、ふと思いついた事を確かめるために。
向かう先はいつもの、自分の知っている書架。探しているのは自分が最近借りた本。
記憶を頼りに借りた本を探し出しては、プリントアウトされた数字と照らし合わせる。
小説の棚の日本文学、海外文学、単行本。思い出す限り片端から本を引っ張り出す。
そして、それは3冊目くらいで早くも「現れた」のだった……!
(つづく)




