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5月18日(水)放課後1

5月18日水曜日 放課後1


 水曜日の放課後、今日はナギが図書委員の当番の日だった。

図書館に向かおうとするナギに、アミはいった。


「じゃ、まずあたしは『三瓶ルリカ』さんのこと、いろいろ聞いてみるね。」


アミは、案外顔が広い。

アミに任せておけば本当にあっという間に見つかるかもしれない。

しかし先日のアミの思いがけない行動力を目の当たりにしたナギは一抹の不安を覚え、ちくりと釘を刺した。


「よろしくね。……でも、無茶しちゃだめよ。」


無茶、のところをわざと強調して念を押す。


「わかってるって〜!」


 アミは手をひらひら振った。

そのきわめて軽い様子を見てナギはナギは一層不安がつのった。


「……それよりもナギ、調べもの! 忘れないでね。じゃぁね!」


 そう、ナギのいう通り、ナギにはすべきことがあった。


 アミがそそくさと立ち去った後、ナギはカウンターの隅に立ち例の紙をポケットから取り出した。

まず図書委員の名簿を調べてみた。

しかし、去年と一昨年の名簿を辿ってみても、図書委員会に「三瓶先輩」が所属していた形跡はない。


「私、知っています。」


 またしても急に話しかけられて、ナギは思わず心臓がどきん、とした。

振り返ると声の主はマルちゃんだった。


小柄な上に下を向いているので顔が見えなかった。

しかし、おかっぱにしたの髪の毛から覗く耳がひたとこちらを見つめていた。


(つづく)

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