表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/78

5月13日(金)夕方2

5月13日金曜日 夕方2


 ナギは思わず声を上げた。

手に持ったプリントアウトの数字の羅列の中に、『レグルスからの伝言』と同じ5桁の図書管理番号を見つけたのだ。

そのすぐ横にある番号は「M10095」!


(え……?)


 ナギは旅先で知人に出会った時のような妙な感じがした。

見知っているのになんだか素っ気ないような。

違和感がゆっくり像を結ぶ。


 それは、旅に出た先で撮った写真に写った自分の姿だった。


(これ、私の番号だ。)


 それもそのはずだ。ナギも予約を入れてあの単行本を借りたのだから。

この行の部分はナギがこの本を予約した記録という訳だ。

しかし、これは良い手がかりになるかもしれない。

ナギはよく予約をするので、探せば他にもナギの番号があるはずだ。


 横で眉間にしわを寄せて紙を見つめていたアミがいう。


「じゃあ、日付の表記は……年/月/日/時:分 となっているのかしら?」


その証拠にナギのデータを見ると日付は


11/04/27/16:25


 あの日は図書館業務の日に予約を自分で入れたから覚えている。

ゴールデンウィーク前で、しかも新着図書の入った週だったから、予約もいつもより多かった。


「この日にはもう、『レグルスからの伝言』には先に『誰かさん』の予約が入っていたんでしょ。

じゃ、この日から本の番号を探してさかのぼってゆけばいいのね。」


とアミ。ナギはうなづいて、紙にある数字を下から上になぞり返して行く。

どんどん過去へ……そして。2人はとうとうその番号を発見した。


この『レグルスからの伝言』をナギよりも前に予約を入れた人物は、4月25日、図書館に新刊図書が入ったその日に予約を入れたらしい。


その番号とは……。


(つづく)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ