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雷蔵伝・魔境奇譚  作者: まろやかポン酢風味
2番目の刺客
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46/50

四つ足の戦い終

()()まり、空中(くうちゅう)(にお)いを()ぎまわりつつ警戒(けいかい)する。()(きつね)自分(じぶん)周囲(しゅうい)(ちい)さいながらも無数(むすう)霊気(れいき)()った存在(そんざい)(ちか)づいてくることに()づいた。妖狐(ようこ)(みみ)()げ、あたりを見回(みまわ)しながら警戒(けいかい)(はじ)めた矢先(やさき)、「ふぉっふぉっふぉ、無駄(むだ)じゃよ」と()()いた男性(だんせい)(こえ)がすると、その(こえ)(さき)にある()(みき)(かげ)から小柄(こがら)(しな)()服装(ふくそう)(おきな)(あらわ)れた。妖狐(ようこ)(いぶか)しむ。『はて?このようなものが公家(くげ)(なか)()っただろうか?』すると、まるで()(きつね)(こころ)()んだかのように(おきな)()う「ご心配(しんぱい)()さるな、命婦殿(みょうぶどの)」。最後(さいご)にそう勿体(もったい)をつけて(はな)しながら不敵(ふてき)()みを()かべる(おきな)(たい)して、妖狐(ようこ)全身(ぜんしん)()逆立(さかだ)て、(ひく)くうなりながら(つよ)()暗黒(あんこく)霊気(れいき)(はな)(はじ)めるのだった。


妖狐(ようこ)(つよ)霊気(れいき)(はっ)しながら警戒(けいかい)しているのをあざ(わら)うかのように(おきな)(くち)(ひら)く、「そこもとは(つよ)い、とても(つよ)い。じゃがのぅ、(いくさ)というのは、大将(たいしょう)だけが(つよ)くても()てるものではないんじゃよ、ほっほっほっほ」。(かれ)がそう()っている(あいだ)にも、妖狐(ようこ)周囲(しゅうい)(ちい)さな無数(むすう)霊気(れいき)(つつ)まれつつあった。その霊気(れいき)正体(しょうたい)()には()えないが、確実(かくじつ)妖狐(ようこ)周囲(しゅうい)地面(じめん)(した)()()()(した)樹上(じゅじょう)から(かん)じられるのだ。もしレーダーで検出(けんしゅつ)できたのだとしたら、妖狐(ようこ)全周囲(ぜんしゅうい)立体的(りったいてき)(ちい)さな(てん)(うつ)っていたことだろう。(おきな)言葉(ことば)(つづ)ける、「(から)(くに)昔話(むかしばなし)英雄(えいゆう)一人(ひとり)(いくさ)勝利(しょうり)(みちび)いたとあるが、あれは後代(こうだい)人間(にんげん)()(くわ)えたおとぎ(ばなし)じゃ。英傑(えいけつ)(はたら)きに(ふる)()った雑兵(ぞうひょう)どもの士気(しき)(たか)まっただけのことじゃよ。つまりじゃ、たった一人(ひとり)(つよ)かったところで(いくさ)には()てぬ。()てぬのよ!」そういうと、(おきな)余裕(よゆう)ありげに「ふぉっふぉっふぉっふぉ」と大笑(おおわら)いするのだった。


「ふん、そのようなちっぽけな霊気(れいき)など、(われ)(まえ)では無力(むりょく)であると()れ!」そういうと妖狐(ようこ)(くろ)霊気(れいき)から(くろ)稲妻(いなずま)周囲(しゅうい)(はな)(はじ)め、それに()たった幾匹(いくひき)かの野鼠(のねずみ)が「キィッ!」と悲鳴(ひめい)()げて絶命(ぜつめい)した。だが、()った以上(いじょう)(かず)(ちい)さな霊気(れいき)続々(ぞくぞく)(あつ)まってくる。「このようなもの!」と(さけ)びながら妖狐(ようこ)霊気(れいき)()()げながら暗黒(あんこく)雷撃(らいげき)(はな)った瞬間(しゅんかん)、それは、なぜか()(きつね)前方(ぜんぽう)にいる(おきな)(くち)(なか)()()まれていった。(あわ)てて雷撃(らいげき)()める妖狐(ようこ)。その雷撃(らいげき)(くち)(なか)()()んだ(おきな)(ひと)前歯(まえば)にしては(おお)きく(なが)すぎる前歯(まえば)をむき()しにしながら「ふむ、ちと(にが)くて(から)いのぅ」と(あじ)感想(かんそう)()べた。「お、おのれぇっ!」と()()しみを()妖狐(ようこ)()かって「わしは悪食(あくじき)でのぅ、()おうと(おも)えば(なん)でも()えるのじゃ」というと、(れい)高笑(たかわら)いを(はじ)めた。その(おきな)視線(しせん)(さき)では、絶望(ぜつぼう)表情(ひょうじょう)妖狐(ようこ)野鼠(のねずみ)たちに(おお)われ、()きたまま()われ(はじ)めるのだった。


紀国(きのくに)狗神(いぬがみ)とその眷属(けんぞく)たちが到着(とうちゃく)した(ころ)には、(きつね)(ほね)しか(のこ)っていなかった。「お(つか)れさまじゃのぅ」という(おきな)に、「(ちい)さきものと(おも)って(あなど)ってはならぬようじゃな」と()(ほそ)めながら()狗神(いぬがみ)だった。最後(さいご)妖狐(ようこ)(おきな)である()(かみ)(たたか)(はじ)めた(ころ)雷蔵(らいぞう)にかけられていた幻惑(げんわく)(じゅつ)()けたため(かれ)呆然(ぼうぜん)としていたが、(たつ)(かみ)に「どうやら其方(そなた)幻術(げんじゅつ)をかけていたものは(やぶ)れたようであるな」と(こえ)をかけられて(われ)(かえ)る。「して、如何様(いかよう)(まぼろし)であったか?」と()(たつ)(かみ)に、「見知(みし)っているかもしれぬ武者(むしゃ)襲撃(しゅうげき)()けましてござる」と(こた)える雷蔵(らいぞう)だった。

以下4点、判断が分かれるため確認させてください。


**Q1.** 「妖狐の首位、地面の下、彼落ち葉の下と樹上から感じられるのだ」の「首位」の部分。文脈上、「その霊気の正体は…妖狐の周囲、地面の下…から感じられる」という意味に思われます。

- A. 「周囲」の誤字と考え「妖狐の周囲、地面の下」に修正

- B. その他のご指定


**Q2.** 「戦というのは、対象だけが強くても勝てるものではないんじゃよ」の「対象」の部分。文脈(一人の英雄・大将の話)から

- A. 「大将」の誤字と考え「大将だけが強くても勝てるものではない」に修正

- B. その他のご指定


**Q3.** 「【味】の感想を述べた」の【】表記について、他の地の文では鉤括弧(「」『』)のみが使われています。

- A. 【味】の表記のまま活かす

- B. 括弧を外して「味の感想を述べた」に修正


**Q4.** 「というトレイの高笑いを始めた」の「トレイ」の部分。文脈上、意味が通じません。

- A. 「というと、彼は高笑いを始めた」のような形に修正(「トレイ」を削除)

- B. その他のご指定


Q1〜Q4、A/Bでお答えください。


なお、以下は明確な誤字のため自動修正しました。

- 「彼落ち葉の下」→「枯れ落ち葉の下」(前回確定した表記に統一)

- 「暗黒の来駅を放った瞬間」→「暗黒の雷撃を放った瞬間」(誤字:直後に「雷撃を止める」とあるため)

- 「どうやら措置に幻術をかけていたものは敗れたようであるな」→「どうやら其方に幻術をかけていたものは敗れたようであるな」(誤字)

- 文末の構成メモ内「妖孤」(2箇所)→「妖狐」(表記統一)

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1.「枯れ落ち葉」、2.A,3.『』は口に出さない考えや心の声、【】はそれ以外の何かを目立たせるために使ったが、不自然かな?そもそも、霊気に味があるかどうかもわからないので、子の神が述べたのは抽象的な”味”という概念なんだよね。

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なるほど、承知しました。


**Q1**: 「枯れ落ち葉」に修正して確定します。


**Q3**: 【味】について、意図("味"という抽象概念自体を強調する記号)は理解しました。ただ、この作品では現状、鉤括弧(会話)と『』(内心・独白)以外の記号は使われていないため、初出のこの箇所だけ【】が浮いて見えてしまう可能性があります。もし今後も「本来ないはずの感覚を抽象的に指す」場面で【】を使う予定がおありでしたら、記号のルールとして成立しますので、そのまま活かすのも一案です。逆に一度きりの使用であれば、鉤括弧の外に出して「ちと苦くて辛いのぅ」と、味、と呼ぶべきものの感想を述べた。のように地の文で説明する方法もあります。


いかがしましょうか?

==========

【】無しで行きましょう

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承知しました。全ての修正を確定します。


確定事項


「彼落ち葉の下」→「枯れ落ち葉の下」

「対象だけが強くても」→「大将だけが強くても」

「【味】の感想を述べた」→「味の感想を述べた」(括弧を外す)

「というトレイの高笑いを始めた」→「というと、翁は高笑いを始めた」


全文にルビを振ります。

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修正箇所が多すぎたので、原文を修正した。これにルビ振って

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それ以外は前回までにご確認いただいた修正がすべて反映されているようです。全文にルビを振ります。


1点、句読点の誤りを自動修正しました(前回も同様の箇所を修正済みのため、本則に基づき統一)。


**自動修正した箇所**

- 「絶命した、だが、減った以上の数の」→「絶命した。だが、減った以上の数の」


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