干支12柱の分裂
最近、Claude AIの校正とルビ振りの能力がものすごく向上しているような気がする。
狼たちが兵どもの死体を食べている中で狗神と相対する。そんな珍妙な光景を神職たちが絶句して眺めている中。ヤタが神社の境内の林から数羽の部下を引き連れて飛んできて「ようこそお越しくださった、狗神殿」と述べると、「八咫烏殿もお変わりなく」と彼女は返した。「猿の奴め、彼奴の側に付きおってからに」とヤタがボヤくと狗神はフンと鼻で笑いつつ「猿などいなくてもなんとかなるわい、いや、猿など邪魔なだけだ、不要、無用!」と最後の方はかなり語気を荒げて言った。「されど、あれは剛の者、侮ることはできぬ」とヤタは諫める。そして、雷蔵の方に向き直ると「儂が思っていたよりもちと早き接敵ではあったが、よくぞ持ちこたえたのう、サイカン」と雷蔵のことを褒めた。
「ほう、そなた、名をサイカンと申すか?」と狗神に問われ、雷蔵は戸惑った。その様子を見て、「ああ、サイカンは仮の名であったな、雷蔵」とヤタが訂正すると狗神はヤタの方に顔を向け「老いたか?八咫烏?」とヤタをからかう。「儂は歳なぞ取らぬわ!それくらい存じておろう!」と言い間違いをからかわれたことにヤタはムキになる。加えて「それにのぅ、こやつのことを『雷蔵』と呼ばねば面倒なことになるよって・・・」と言葉を濁す。その様子を見て首をかしげる狗神に「まあ、あの者に会えばわかるわい」と言うと、「お方々、こちらに参られませ」と言うや止まり木から飛び立ち、地上にいる者たちを誘うかのように宙を舞ながら次第に北上していくのであった。
増水した後なのでそこいら中に泥や流されてきたと思しき砂利流木があり、道と言えるようなものが無かったが、三角州状になった野洲川下流域に広がる野洲川の細かい支流には狗神が神通力で石畳の橋をかけてくれるので一行はそれほど苦労することなく歩みを進めていく。ヤタとそれに続く烏たちが向かっている先は、まばらに見える集落の先にひときわ大きく見える兵主大社であるということが何となくわかるし、狗神は迷いなくそちらの方角に向かって石畳の道と橋をかけている。普通なら2〜3時間はかかるであろう泥濘や流れの早くなった支流の川を渡る行程を、何の苦も無く小一時間ほどで踏破した。
だが、一行が兵主大社から1町ほど手前まで来たところで、境内から子の神と犬神が申し訳なさそうな様子で出てきた。半町ほど進んで相対すると、子が犬の上に載って話し始めた。「遠き所よりお越しいただいたところ申し訳ないが、我々の間でもどちらにつくかと言うことで意見が割れておるゆえに中へお通しすることが叶わなんだ」と。そこに間髪入れず狗神が「猿殿がゴネておるのであろう?」と吐き捨てた。すると、子は「さすがは紀国の狗神殿、察しが速くて助かりますぞ」と、少しほっとした感じで述べたが、犬神の方はどこか遠くを眺めるような表情であまり元気がなさそうだった。長かった子の神の話をまとめると、狐側につくものが3柱、蛇側につくものが4柱、他は中立とのことだった。
今回はご指摘のあった「洲→州」の件を踏まえ、それ以外の誤字・表記ゆれをチェックしました。以下2点を自動修正しています。
**自動修正した箇所**
- 「狗神早田の方に顔を向け」→「狗神はヤタの方に顔を向け」(誤字:「早田」はおそらく「はやた」との誤変換で、文脈上「ヤタ」の誤字と判断)
- 「お方々、こちらに参られませ」→「『お方々、こちらに参られませ』」(鉤括弧の開始が脱字)
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ご指摘ありがとうございます。兵主大社の「犬神」と紀国の「狗神」は漢字で読み分け、ルビはいずれも「いぬがみ」で統一します。本文を確認したところ、両者の漢字は既に正しく使い分けられていました。
以下2点の誤字・脱字を自動修正しました。
**自動修正した箇所**
- 「無かったが。三角州状になった」→「無かったが、三角州状になった」(句読点の誤り)
- 「子が犬の上に載って話始めた」→「子が犬の上に載って話し始めた」(送り仮名の脱字)
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※ 室町時代・江戸時代・明治大正時代・昭和時代で琵琶湖周辺の地理的状況はかなり違うようなので、現代の野洲市や守山市の地形で連想すると違和感が出ると思います。
注記:ヤタが言及した「猿」は「猿田彦」のこと。




