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異世界と融合した世界で生きていこう  作者: KAI


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28/29

それぞれ役割分担中

最初は、加工道具だけのつもりだったのに・・・・

翌朝から5人で素振りや型の練習を行い、昨日決めた役割毎に研究を始めた。


灯と唯は、畑へ向かい収穫できそうな野菜たちの採取や草むしりを始める。朱音と舞は、調味料の研究として、加工を始めたいようだが、道具が見当たらないので、私に持っていないか訪ねてきた。


「すり鉢やすりこ木は無いのですか?」


「男の一人暮らしが持っていると思う?一般家庭でもあんまり持ってないと思うけど・・・」


「そうですか?すり鉢位はあったと思うんですが?」


「とんかつ屋さんとかでたまに出てくるゴマとか擦るちっちゃいやつやラーメンどんぶりのちょっと大きいのとかイメージしているんだったら、ごめんけど持っていないわ。」


「作ったりできませんか?」


私は、朱音や舞がイメージしているすり鉢や薬研を魔法で作り出した石を加工して作ろうか。

その間に、朱音と舞にアイアンウッドの枝を渡し、頑張ってすりこ木に加工してもらおうか。のこぎりや手斧を渡し、中々枝を落とせないのを横目に見ながら石を加工していく。


「これ?切れないですよ。すっごく硬いです。」


「腕が疲れる~~」


「うん。アイアンウッドは、鉄みたいに硬い木だから・・・頑張ればレベル上がって、少しは楽に作業出来るよ。」


ほんとは、ひのきや樫などの木材もあるのだが、彼女たちのレベル上げのためにも敢えて硬いアイアンウッドを渡して、作業させていた。


二人は、ひーひー言いながら作業を続け、一人一本を加工して完成させていた。


私も石を魔法で作り出した後、アイアンウッドの枝を加工したノミや楔、ハンマーを作ったりして、加工用の道具作りから作り始める。手持ちの小型の金槌じゃ、時間がかかるので・・・・異変後初日の木を伐るだけで、半日近く掛かったのを思い出しながら、それでもまだ1週間ぐらい前の事なんだけど・・・・


「うん。精度は荒いけど、こんなものか?すり鉢ってこんなんだったよね?」


舞に見せると「あ、そんな感じでしたよ。」と言っていた。


「確か、溝が斜めになっていたような? あれ??」


朱音にも確認すると、「確かに斜めになっていて、全部同じ方向の溝じゃなくて、反対方向の溝もあったような?」


思考錯誤しながら、すり鉢は何とか完成した。薬研の方が簡単だよね。石の真ん中に溝を作って、円盤型の石に穴を空けて、木の棒を通せば、何とか形にはなるから・・・これで確か葉っぱ系や小さい粒や種を

ゴリゴリと磨り潰していたイメージがあるのだけれど・・・・


原型を作り、舟形の形に整えて運べるようにして、台座の部分は平らにして、床の上に置いて動かない様に下側に溝を掘ってっと、溝の部分も丸みを帯びた曲線にしてと、転がす円盤型の石も丸みを帯びているがしっかり転がるようにしてっと・・・・イメージ通りになんとか出来たかな?


クラフトスキルはある程度のイメージがあれば、完成形の形にしてくれるが、細部までは精度が足りないんだよね。やっぱりしっかりとしたイメージや見本がないと・・・・


加工道具を作り終えた私は、自分の研究に戻ろうとしたが、竈やコンロ、オーブンのようなものが家の中に欲しいと朱音と舞にせがまれた。


「コンロはまだ無理~~魔石の加工や調整なんかがまだまだ研究中だから。」


そう言うと朱音と舞に両側から腕を挟みこまれ、胸を押し付けるようにしてお願いしてきた。


「コンロは無理でも、竈やピザ窯みたいなのは作れるんですよね?」


「いや、あのね。舞?朱音?当たっているよ・・・・」


「「当たっているんじゃなくて、当てているんですよ♡・・・」」


そんな古典的な言い合いをして、女子高生2人からの攻撃により私は、家の中に竈やピザ窯、煙突などの火気を扱う場所の設置をお願いされ、作業することになった。


何時かは作ろうと思っていたが・・・・まだまだ、外でキャンプ生活でも良かった・・・・さすがにあれはずるいよ。男としての本能が・・・否応にも反応してしまう。


台所にするために広めにとっていたスペースに向かい、土魔法で地面を掘った土をレンガに変えを繰り返し、地下の貯蔵スペースと階段も作り、天井部分に何本も梁を交差させて、土台を作り、厚み5cm、一遍が1mの板を並べ、梁に溝を作り板と組み合わせ、くさびを打ち込みを繰り返して地下部分を完成させる。


地下の四方の壁は、板状にした石の壁にして隙間なく埋めていく。床は、石の土台を格子状に置いて、所々隙間を空けておく。その上に、石の板を置いて埋めていくが、ジェンガのように交互に並べて敷積めていった。最終的に床は木の板に溝を掘り、組み合わせる方法で、隙間なく埋めて行って、動かない様にした。壁にはいくつか棚を置いて、ランタンやランプを置けるスペースを作っておいた。


キッチン側も似たような手法で、作っていく。竈やピザ窯、煙突になる部分は、強度が必要だと思い、その部分のみ地下のスペースを狭めて、石材を組み合わせて厚めの土台を作っておいた。


煙突部分から作り始め、レンガを積むときに一段毎に土と藁、水で作った泥団子をつなぎ目に乗せて1階の天井部分近くまで積み上げ、板状の石材で蓋をして外壁を通して、空気の出入り口を作る。外側も石壁を作り、取り入れ口の上に隙間を空けて屋根を作る。木の板を使って、表面に泥団子を塗り、出来るだけ平らになるように仕上げていく。今は、土壁で我慢してくれ。


解体した後の骨を密閉した缶みたいなのに入れて、燃やして、白くなるまで乾燥した奴を磨り潰し、粉状にしたものと土と砂とにがりを混ぜて三和土もどきに出来るはず。


・・・・にがりを作るのが大変そうだけど・・・・海水から出来るんだっけ?海までまだ行けないから当分お預けだけど・・・・


そんなこんなで何とか形になったが、乾燥しないと使えないので、2~3日はこのままかな?


二人に出来上りに時間がかかる事を伝えて、キッチンを封鎖しておく。まだ入っちゃダメだよ~


骨灰でも作っておこうか。二人にも手伝って貰って、骨の下処理や作業を行っていく。解体後の骨が結構出ているので、畑の栄養の一部にもなるし。



二人のごはん作りで、美味しいものが食べられればいいけど。


まだまだ道具も材料も少ないし、食材も少ないので、見つけられたらいいなぁ~





今日のご飯も焼いた肉と野菜スープでした。


白米やパンも食べたい!!!!





家の中のキッチンづくりまでになってしまったよ。おいしいご飯が食べられるならいいけど・・・・

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