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第三皇女の約束  作者: トカゲ


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第64章 庭

次の日。


ヴィオラが。 来た。


「今日は、外に行ってみようか」


外。


昨日。 言った。


一回。


身体を。 起こす。


ベッドから。 降りる。


歩く。


昨日より。 少し。 慣れた。


でも。 難しい。


ヴィオラが。 隣。


廊下。


階段。


ゆっくり。


扉。


開く。


光。


眩しい。


風。


顔に。 当たる。


匂い。


土。 草。


空。


広い。


窓から。 見ていた。 空。


でも。 違う。


上だけじゃない。


前にも。 横にも。 ある。


一歩。


外へ。


出た。


本当に。 外。


◇


庭。


広い。


知らない。


場所。


知らない。 家。


知らない。 人。


まだ。 たくさん。 ある。


でも。


知れば。 いい。


ヴィオラが。 少し先を見る。


男の子。


こっちを。 見ている。


「ノア」


呼ぶ。


男の子が。 来る。


「起きたんだ」


私を見る。


「ノア・アークス。弟」


弟。


ヴィオラの。


名前。


一つ。 増えた。


知らない人が。 一人。 減った。


「歩けるの?」


一回。


「ほんとに?」


一回。


「無理してない?」


一回。


ヴィオラが。 私を見る。


「その返事、ちょっと信用できない」


なぜ。


ノアも。 見る。


「無理するなよ」


していない。


たぶん。


「その顔、絶対する気だろ」


なぜ。 分かる。


ヴィオラが。 笑った。


少し。


面白い。


また。


一歩。


歩いた。


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