↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第三皇女の約束  作者: トカゲ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/103

第56章 鏡

先生が。


来た。


右手。


人差し指。


見せる。


動かす。


少し。


先生が。


頷いた。


「いいね」


いい。


「でも、まだ他の指は動かさなくていい」


そうなのか。


「身体は、急には戻らないから」


戻る。


その言葉に。


少し。


安心した。


戻るなら。


いい。


先生が。


帰る。


ヴィオラが。


残る。


いつもの。


椅子。


少しして。


ヴィオラが。


こちらを見る。


「自分の顔、見たい?」


顔。


一回。


見たい。


ヴィオラが。


立つ。


「ちょっと待ってね」


部屋を。


出る。


戻ってくる。


手に。


小さな。


鏡。


「起こすよ」


一回。


頭と。


肩を。


支えられる。


ゆっくり。


身体が。


起きる。


鏡が。


見える。


誰。


知らない。


女の子が。


いた。


銀色の。


髪。


紫色の。


目。


見ている。


私を。


違う。


鏡。


だから。


私。


顔は。


知っている。


ような。


気がする。


でも。


知らない。


いや。


違う。


私。


だった。


少し。


大人びている。


気がする。


でも。


髪。


違う。


銀色。


黒かった。


はず。


目は。


紫。


同じ。


銀色。


紫。


どこかで。


見た。


未来。


銀色。


紫。


女の子。


――。


あ。


あの子。


未来で。


見た。


サウラと。


話していた。


女の子。


私。


だった。


サウラ。


返事は。


ない。


こういう時くらい。


起きてほしい。


鏡を見る。


銀色の髪。


紫の目。


知らない。


でも。


私。


ヴィオラが。


何も言わず。


鏡を。


持っている。


鏡の中で。


その少女が。


瞬きをした。


私も。


瞬きをした。


知らない少女は。


私だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。