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鉄の世界に咲く花は  作者: イロハ
二捻生
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AMEO

2年生になって最初の授業は座学。

機体と直に向き合うことができない授業であることに少なからずの不満を覚えはするが、兵士になる為には不可欠な授業であることに変わりはないため、真面目に受ける。


「みなさんは、この高校を卒業したあとは対機械獣殲滅組織…………略してAMEOと呼ばれることが多いですが、そこに所属することになる人が多いと思います。みなさんもご存知の通り、私もそこに所属する兵士の1人です」


授業内容は、人類が地上を取り戻す上で絶対的に必要となる組織についてだ。


兵士訓練校の教師は主に現役の兵士が担当する。

その選定基準は特にない。

強いていえば皆の前で話す能力がある、説明が上手い、などのスキルがあるかどうかくらいである。


「へい、先生やらない?」


といったノリの提案に同意すれば教師に、断れば今まで通りに兵士としての職務を全うすることとなる。

比率でいえば「やりたくない」派の人が多く、提案されても断る人は比較的多い。


「組織は各国領にそれぞれ支部があり、各支部に首脳が1人います。日本支部の首脳はあの久龍(くりゅう)仁美(ひとみ)です」


そういいながら、宮井先生は首脳の名前を黒板に書き記す。

その横に組織の構造を続けて書き連ねていく。


「組織の階級は、上から首脳、首脳秘書、大尉、中尉、少尉、一等兵、二等兵、三等兵の8階級に分かれています。このうち、首脳と首脳秘書、大尉には人数制限があり、それぞれ1人、3人、15人です」


教室内は宮井先生が説明しながらチョークを黒板に滑らせる音と、私たち生徒がノートを取る音しか聞こえない。

みんながみんな集中している。


「少尉になると、等兵をまとめた小隊を率いる隊長であり、その小隊を複数まとめるのが、中尉で中隊、さらにその中隊を複数率いるのが大尉です。しかし、大尉のまとめる部隊をを大隊とは呼びません」


階級やその隊名を紐付けながら、見やすく黒板をまとめられたものをまとめ直す作業を続ける。

色で分けたり、矢印を器用に使いながら個人個人がオリジナリティに溢れたノートを完成させていく。


「中隊と小隊は番号で呼ばれますが、大尉がまとめる規模の部隊は大尉名で呼びます。例えば宮井大尉がいるとすれば、宮井隊5の6番所属の……………というように表現します。この場合、’5’が中隊番号、’6’が小隊番号になります」


少々複雑な構造を暗記しようとペンを持った手を動かし、頭の中で先生の説明を反芻する。


「大尉以上のパイロットは、現状全員が専用機のパイロットです。特に規則がある訳ではないですが、階級は完全に実力によって定められているため、必然的に上位に専用機乗りが集まる訳です。ちなみに、今のところ一等兵以下に専用機乗りはいません」


と、ここまでの説明を終えたところで授業の終了を知らせるチャイムが響いた。


「それでは、1時間目はここで終わりましょう。号令をお願いします」


起立、礼。

そして、宮井先生が2時間目の説明をする。


「2時間目はみなさん、グラウンドに集合してください。服装は、ひとまずは制服のままで大丈夫です」


=======================



「ついにグラウンドだなー。私もう緊張してるよ!」


授業説明だクラス全体が盛り上がる。

私も、機体と緊張が()い交ぜになっていて、落ち着きを取り戻すことができない。


「体操服に着替えなくても大丈夫だって言ってたわね」


「さすがに、最初、から機体を、動かすとか、じゃない、と思う」


「確かに、それはそうなのでス。何からやるんでしょうネー」


「初めはグラウンドの説明とかからじゃないかしら? 時間割では火曜日は2時間目から4時間目までは全部実習だから、もしかしたら4時間目とかは少しだけでも機体に触れるかもしれないわね」


「うう…………私、緊張するよぉ………。みんな、平気なの?」


結局期待と緊張のせめぎあいは緊張に軍配があがり、胃がキリキリと痛みだしてきた私はみんなに同調を求める。


「私は、緊張している。ようやく悲願に近づけるのだと思うと、どうしてもな………」


「同じく、緊張、止まん、ないっ………」


クリーと夕は、その様子から私以上に緊張しているらしい。

体が小刻みに震えているところから簡単に見て取れた。


「とにかくっ!行ってみないことにはわからないのですヨ!私とクリーちゃんは場所も分からないので、みなさん案内よろしくお願いするのですヨ!」


案内役凜を先頭として、6人揃ってグラウンドへと向かう。

その道中でも、渦巻く感情のせいで落ち着くことは出来なかった。

みなさまこんばんは!イロハです!

あるいはおはようございますこんにちは!


授業風景を書いたのは久しぶりな気がします。

世界の情勢を説明するのにうってつけな

シーンなので、今後も授業風景は

幾度か出てくることと思います。


今回は組織の説明になります。

複雑にしすぎましたかね……………。

部隊が複数ある組織的構造が好きなので、

必然的にこういった構造になりました(笑)


それでは今回はここで終わります!

また次回、よろしくお願いします!


※Twitterもあります!

(https://twitter.com/iroha_TETUHANA)


【次回投稿予定日は 3月15日 22時 です】

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