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鉄の世界に咲く花は  作者: イロハ
二捻生
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仲を深めて

「おおーーっ、ここが私の新しい部屋かー」


木でできたおしゃれな螺旋の階段を登った右手にある部屋を入口から見渡す。

リアに促され、これからの生活の拠点になる部屋に足を踏み入れ、大きな荷物を下におろす。


「まあ私と相部屋だけどな。愛の巣ってことだ」


「ふふーん、よしっ、2人で美しい愛を育んでいこう!」


「……………そーだな」


あれ、冗談のつもりだったんだけどな………と少しばかり赤くなるリア。

無論、葉菜としても冗談に乗ったつもりなのだが、元気な返事を間に受けてしまったリアは1人でテレテレしている。



現在は4月1日の5時を回ったところ。

脚を投げ出して床に座り、長旅の疲れよ出て行けと大きく息を吐いた。


「とりあえずは荷物の片付けだな。私も手伝うぞ」


「ありがとー。これとか、どこに置いておけばいいかな?」


早速荷物を開いて中を探り始める。

服や歯ブラシ、目覚まし時計など日用品に加えて、ゲームやマンガなどの趣味娯楽用品も完備。

愛用のノートパソコンちゃんも連れてきた。


「おっ!パンツみっけ!」


「ちょおおぉぉぉい!やめてーーー!!」


慌てて取り返そうとするが、パンツはリアの右手左手を駆け回って帰ってこない。

パンツに弄ばれる屈辱を受けた葉菜は奥の手としてリアに背後から抱きついた。

当然、リアの動きはそれによって制限され、最初取られてから数分後にようやく帰還した。


「はあ…………はあ…………………参ったかっ」


「ま、参った参った………………重いから離れて……………」


お互いに息が上がっている。

重さのせいか疲れのせいか、抱きつかれるリアの耳は真っ赤っかになっている。


無事にパンツ戦争も収束を迎えて、よっこらせとリアから離れると、リアは胸を押さえて「はーっ」と呼吸を整えている。

落ち着いたところで、2人は再び荷物の仕分けに戻った。


「そういえば、リアってどうして日本語が話せるの?」


「私は5歳くらいから小学校卒業するまで、お父さんの仕事の関係で日本領に住んでたんだ」


異様に日本語が達者な訳がここで明かされる。

なるほど、アメリカ人ではあるものの、時間的には日本で過ごしていた時間とアメリカで過ごしている時間はあまり変わらないのか。


「アメリカに戻ってきてからも、日本の友達と携帯でやり取りしてるから、言葉も忘れることなくむしろ成長して今に至るって訳」


「なるほどねー。リアも留学っぽいことしてたんだ」


「んー…………まあそうなるのかな」


「お母さんはその……………あまり日本語得意じゃないんだ?」


エレナとの最初のやり取りを思い出す。

なんとなく話せてはいるが、カタコト感が隠せていなかった。


「お母さんは専業主婦だから、日本の人と関わる機会もあまり無かったから。日本で暮らしていた以上、なんとなくは話せるんだけど」


ホノリア家の日本語事情がなんとなく見えてきた。

この話から察するに、きっとお父さんも話せるのだろう。


その後は、他愛もないような会話を続けながら、せっせと片付けを進めていく。

この短時間で、お互いの明るめな性格も相まって仲はそこそこに深まっただろう。

こんばんは!イロハです!

あるいはおはようございますこんにちは!


新型コロナウイルス、なかなか流行の

終わりが見えてきませんが、

みなさま健康の方は大丈夫でしょうか。

自分はなんとなく体がだるーい感じが

否めませんが、まあ常日頃の

話なので大して気にしていませんが(苦笑)


アメリカ領のお話となっております。

割とこの2人の絡みはお気に入りなのですが、

かわいい感じに書けているでしょうか。

読者様もお気に召してもらえたら嬉しいです!


それでは今回は終わります!

また次回、よろしくお願いします!


【次回投稿予定日は 3月8日 22時 です】

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