演技派爺ちゃん
『父さん、何か成果はあったのかい?』
男2人、家の外へ出て言葉を交わす。
女性陣にはざっと草むしりをしてくると言ってきた。
『さあー………どうなんだろうな』
父は問に対して曖昧に、ストレートに言えば適当な感じで答えた。
『言われた通り、俺はちゃんと頑張ったぜ。いつも以上に長いこと畑にいたし、わざわざ衰えた演技までしてペース合わせたりしたしな』
ヘラッとした、言い訳じみた内容にグラフはどことなか苛立ちを覚えるが、しかし頼んだ立場のため、表には出せないと口ごもる。
『だが、確実にあの子の中では何かが変わったぜ。それだけは間違いない。根拠は、あの子のために言わないけどな』
そういって、ディラはしゃがみこみ、足元に生える草を根っこから引き抜いた。
『………そうかよ』
そういうときは、大抵の場合なんとかなる。
親のことだから、それに関しては疑っていない。
グラフは小さく息をつき、父と同じくしゃがみこんで草むしりを始めた。
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『みんなー!おやつだよー!』
『あー、わかった』
昼食後、リュトとゲームをしていたオレは、しばらくしてからグラフ、ディラと共に草むしりをしていた。
時間は4時半、玄関から聞こえてきたリュトの声によって作業はこれにて終了。
ひたすらにむしられまくった雑草の山をゴミ袋に詰め込み、3人で家へと戻った。
おやつはクイラとレイが焼いたバナナケーキ。
1人分サイズに切り分けられたケーキをフォークで突き刺しながら、ちょっかいを出してくるリュトを相手する。
『グリュックくん、ケーキおいしい?』
『え、はい、おいしいです』
レイの問いかけに焦りながら返事をする。
すると、オレの右手側に座っているディラのデコピンがオレの肩に炸裂した。
『いや、おいしい、よ…………』
デコピンの意図を察し、咄嗟に言い直す。
『そう、よかったわ。キッチンにまだ余りがあるから、よかったら食べてね』
『わかりま…………わかった、ありがとう』
レイはオレの反応に満足したのか、空になったコップを持ってダイニングへと向かった。
ディラもまた、首を上下に振りながらケーキを口へと運んだ。
『…………………』
そのやり取りを静観していたグラフが何かしらに納得したかのような表情をする。
一方一連の流れに対して何も知りえないクイラは不思議そうな面持ちでディラに問うた。
『………? お義父さん、何かあったので―――――――』
クイラがそこまで言ったところでディラが大きく咳き込んだ。
それを受け、クイラの表情が少々怪訝なものへと変化する。
そんなクイラに対してグラフが小さく囁いた。
『後で話すから、今は追求しないでやってくれ。グリュックのためだ』
『グリュックの………? まあ、わかったわ』
短い会話を終えて、クイラが紅茶を飲む。
空になったコップを持って、その場に立ち上がった。
『お義父さん、紅茶のおかわりいりますか?』
『いや、大丈夫だ。ありがとう』
クイラは『そうですか』と返事を返し、ダイニングへと向かった。
最後の一口まで食べ終えたオレは、リュトと共にクイラについていき、ケーキのおかわりを貰った。
それも食べ終えると、再び隣の部屋へ。
時間は既に夕方になっているが、今度こそオレは昼寝を決行した。
こんばんは!イロハです!
あるいはおはようございますこんにちは!
残すところ5日となりました2019年末、
みなさまいかがお過ごしていらっしゃいますか?
学生のみなさん、冬休みの宿題は
しっかりと退治できていますか?
社会人のみなさん、そろそろ
仕事納めのころでしょうか?
作者は今日1日非常に疲れました(苦笑)
今更何をと言ったところですが、疲労が凄くて
今回はもしかしたら誤字の見落としが………(汗)
もし発見された方いらっしゃいましたら
ご報告いただけると幸いです。
それでは、今回はここでおわります!
ありがとうございました!
【次回投稿予定日は 12月31日 です】




