独り言の力
リュトに弾かれた頬を擦りながら恨めしげにリュトを見る。
『痛てーよ!…………ってか顔近っ!』
『んふふー、ごめんねー?』
大変に嬉しそうに謝罪の言葉を述べるリュト。
オレに馬乗りになっており、反省の色は微塵も見受けられない。
顔をどんどんと寄せてくるため、オレは反射的に顔をそらした。
『おいおいグリュックくん、女の子が好意を見せてくれてるんだから、正面から受け止めなけりゃ失礼だろう』
『受け止めるどころかのしかかられてますけど……』
『おお、確かにな!うわっはっはっは!』
簡単な軽口を叩き合い、ディラが大笑いする。
しかし、リュトが気まずい雰囲気を吹き飛ばしてくれたおかげで、少しは砕けた感じで話せているような気もするな…………。
というかこの義妹、だんだんと無遠慮になってきてないか?
今だってオレの両腕振り回して遊んでるし。
動くもの全部気になる赤ん坊かって。
『いやしかし………仲良すぎてなんとなく心配にもなってくるな…………』
『どういうことだグラフ』
『いやあ…………まあ聞かんでくれ』
ディラとグラフが何かしらを話している。
しかし、リュトに耳を塞がれているオレは読唇術など会得しているわけでもなく。
その内容は分からなかった。
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その後、ばあさんの作ったポトフを食べた。
いつかの晩ご飯でクイラの作ったポトフを食べたことはあるが、正直、それよりも美味しかった。
だが、オレはおいしいポトフをしっかり楽しむことは出来なかった。
というのも。
『グリュックくん、歳はいくつなの?』
『言葉の勉強をはじめてどのくらい経ったのかしら?』
『リュトちゃんとは仲良くできているの?』
などなど、レイからの質問攻めにあっていたせいである。
その各問い一つ一つに、一言ずつの返事を返しながらだったため、存分に味わっている暇がなかったのだ。
そして最後の一口、というところで再びレイが口を開いた。
『かわいい孫が一人増えて、嬉しいわ』
「―――――――――っ!」
それは質問ではなく、ただの独り言のようだった。
だが、返答の必要が無いはずのそれは、今までの発言の中で最も重く、オレの心に圧をかけている。
『ごちそう、さまでした』
素早く噛み砕いて嚥下し、小さく挨拶をしたあと、食べ終えてゴロゴロしているリュトを誘って隣の部屋へと向かった。
誘われたリュトはどこか嬉しそうだったが、一方のオレは表情に影が落ちていた。
こんばんは!イロハです!
あるいはおはようございますこんにちは!
たったいま、別紙に小説を書いていたところ
なんですが、今までで一番迷っています…………(汗)
果てさてどうするか…………。
そのシーンがどういう結果で終わるのかは既に
浮かんでいるんですが、そこに達するまでの
描写をどうしたものかと頭を抱えています。
どんなに遅くても土曜日には書ききらねば………。
イロハ、頑張ります。
それでは今回はここまでです。
また次回もよろしくお願いします!
【次回投稿予定日は 12月8日 です】




