無茶かも
『あら、グリュックくん、リュトちゃんと仲良しなのねえ。食べてすぐに2人で遊びに行っちゃうなんて』
『あはは………確かに仲良しではあるんですけれどね…………大丈夫かしら』
レイが能天気に2人の仲に感心している傍ら、クイラはレイに対して軽く相槌を打ちながら息を吐いた。
皆が昼食を食べ終えて、クイラとレイが机の上の食器類の片付けをするために台所へ。
リビングに残ったグラフが父に対してこう言った。
『なあ父さん、もう少ししてからでいいからさ、子供らを外へ連れてってやってくれないか?』
ディラが息子からの頼みを受け、木の椅子に腰掛け直しながら応える。
『別にそれは構わんが………なんでだ?』
『やっぱりグリュックの様子が気になるからな。一発で何とかしてくれなんて無茶言うつもりはないさ』
グラフが己の考えを、顎を手で撫でながら言葉にする。
何かしら考え事をしながら発言する際の癖だ。
『少しでも態度が良くなるように、話をしてやってくれないか?俺がサシで話しても意味が無い。母さんはなんとなく心配だから、父さんに頼みたいんだ』
先程無茶言うつもりはない、と前置きこそしてはいたが、程々に無茶な願いを聞かされていると、こめかみを揉みながら小さくうなる。
『まあ確かに、何も行動せず自分の力で解決しろなんてのもあまりに酷だからなあ……………できる保証はどこにもないが、やるだけやってみるかな』
よっこらせと木の椅子から立ち上がり、体をそらして腰を鳴らす。
その後、子供らが消えていった部屋の扉を軽く開き、並んで転がっている2人に話しかける。
『おう、子供たち。いっしょに畑へ行かないか?』
『いく!おにーちゃんもいこ!』
『おぇ?あのじゃあ………行きます』
素早いリュトの返事に虚をつかれたディラの横をすり抜け、オレの手をがっちり掴んだリュトが走っていく。
ディラがその元気っぷりに苦笑い。
そして相変わらずのグリュックの態度に視線を落としながら、畑仕事の準備をすべく別室へと向かった。
こんばんは!イロハです!
あるいはおはようございますこんにちは!
前回の後書きで書いた過去最高の障壁、
無事なんとか越えられそうです………!
いろいろと表現に迷い迷い、己の構文力及び
語彙力の無さを痛感しながら書きあげました。
あー辛い。実に実に。
それでは今回はここで………。
また次回、よろしくお願いします。
【次回投稿予定日は 12月11日 です】




