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鉄の世界に咲く花は  作者: イロハ
惨劇の予兆
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画面端ぃ!

風呂からあがり、この家に来てから3回目の食事。

料理は当然驚くほどに美味しく、オレは無我夢中で食べ進めた。




食事を終えたあとはリュトに付き合い、いっしょにゲームの時間。

グラフは2階の自室へ。

自室、といっても本棚やテレビがある程度の書斎みたいなものだ。


オレはゲームをやった事がないので、リュトの説明をクイラが通訳することで操作を教えて貰った。


『おにいちゃんおそいよ!おいてっちゃうよ!』


「ちょいちょい待てって早い!」


やり慣れているリュトが1人でずんずん進んでいってしまうため、オレは画面枠に押しつぶされそうになりながらなんとか食らいついていった。


画面枠と鬼ごっこすること一時間弱。


『リュト!そろそろ終わりの時間よ。歯磨きしてらっしゃい。「グリュック、リュトといっしょに歯磨きしてきなさい」』


『「はーい」』



オレは新しくおろしてもらった歯ブラシを使い、リュトと並んで歯磨きをする。

4年間、さすがに捨てられている歯ブラシを拾って使うわけにはいかず、うがいやら指磨きやらでなんとかしてきた。

が、これまで虫歯になったことはない。

どうやら歯は丈夫なようである。


「パジャマ、よく似合っているわよ、グリュック。サイズも問題なさそうでよかったわ」


今来ているパジャマは、今日の買い物でクイラが買ってきてくれたものだ。

歯磨き中のため、首を縦に振り、それを返事の代わりとした。


「歯磨きが終わったら、もう2階に行きなさい。明日から勉強始まるからね。『リュト、明日は学校だから、早く寝なさいよ』」




オレが一番入口側のベッドに、リュトがオレの隣のベッドに寝転ぶ。


『リュト、お休み。「グリュックも、おやすみなさい」』


『ママおやすみ〜』


「お、おやすみなさい」


寝る前の挨拶を終えたクイラは1階へと降りていった。


リュトは先の挨拶にあくびが混じっていた。

既にお眠なのだろう。

ゴロゴロと寝返りをうっている。


と、思ったのだが、左の方向にのみ。

つまり、オレの方へと転がりながら寄ってきていた。


「!………おい、リュト?」


行動の意味を問うものの、お眠なリュトから返ってきた返事はふにゃふにゃと聞き取れないもの。

半分寝付いているリュトを押し戻して目を覚まさせてしまうのも気が引ける。


オレは左へ避ける対策をとったが、リュトは転がれるところまで転がりきる腹積もりのようだ。

気づけばベッドの端まで追いやられてしまった。


最終的にオレは結局諦め、リュトを抱き込むようにして眠ることにした。

こんにちは!イロハです!

あるいはおはようございますこんばんは!


久しぶりに後書き冒頭のこんにちはと

こんばんはが入れ替わりました。

夕方投稿ですどうも。


最近の中では若干短い………かも?

なボリュームになってしまいました(汗)


もう10月も下旬に差し掛かかり、肌寒く

なってきました。

服装などに気を配って風邪などひかぬように……。

作者は風邪とは関係ないですが、

3日ほど脛が痛くて困っております(苦笑)


さて、余談もこの当たりで終わります。

また次回もよろしくお願いします!


【次回投稿予定日は 10月26日 です】

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