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鉄の世界に咲く花は  作者: イロハ
二捻生
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117/247

留学経験は強し

『さあ!実機授業の日!なんだよ!』


いつもの事ながらテンション爆高なフィリだが、いつにも増してその度合いがずば抜けているような印象を受ける。

その真意はもちろん、冒頭のフィリの大声が全てである。


『そうね…………楽しみだけど、手が震えるわ……………』


『流石に今日ばっかりはねー。私も完全にリラックスは出来ないな』


マヤの冷静沈着さも、リアの緊張感の無さも、今日は仕事をしないようだ。


『意外と、葉菜は落ち着いているのね』


マヤからやんわりとそう指摘され、葉菜が額に手を添えながら少々の間沈思する。

事実、葉菜は自分でも驚く程に冷静さを保持して、この場に立つことが出来ている。

それは何故なのか、沈思の末に導き出した答えは――――――――


『まあ、留学っていうもの凄い緊張を体験しちゃったからなのかな………………?』


あれだけの緊張感、他のありふれた舞台では決して上回ることは出来ないという自信がある。

そして当然、それを知っているこということは、多少の緊張さえあれども、手汗ぐっしょり全身プルプルなんていう状態にはそうそう陥らない、という訳である。


『はーーーなるほどねー』


リアもマヤも、葉菜の考えに納得がいったようだ。

フィリは他のクラスメイトのもとへちょっかいを出しに行ってしまい聞いちゃいないが。


『フィリは緊張しないのかな?流石に1人で操縦した経験は無いだろうし………………』


『あれが緊張するようには思えるか?』


リアの投げやりな発言で、葉菜は考えることを放棄した。

今までの付き合いでいえば、幸なんかもあまり雰囲気に囚われるようなタイプではないように思えるが、フィリに関してのそれは常人の枠に到底収まらないような気がする。


今、この場における正しい反応はマヤのものが正常であるはず。

だが、悪目立ちする存在が目につくというのは本当のようで、教室内の雰囲気は完全にフィリが支配しているように思える。


『もうそろそろ先生が来るな…………あの騒がしいの、捕まえておくか』


ホワイトボードの前で大暴れしまくるオレンジの暴君を押さえ込みに、リアが出撃する。


『ほら、マヤもそろそろ席に着こうよ』


『そうね…………なんだか、葉菜が頼もしく思えるのが悔しいわ』


苦笑いしながら葉菜に従うマヤ。

最後にこんな会話を交わして、それぞれ席に着いたところでタイミングよく、先生が教室へとやってきた。


=======================



『………………なんだろ、これ』


おかしいな、朝起きてからドキドキが止まらないんだよ。

いつも通り……………のはずなのに、なんだか落ち着いてくれないんだよ。

くすぐったくて、気持ち悪い…………………。


あ、もしかして、これがみんなが言ってる緊張ってやつなのかな………………?


こんなの、初めてなんだよ。

気のせいか、いつも以上に騒いでいないとおかしくなりそうなんだよ。

こ、このままじゃせっかくの初操縦が大変なことになっちゃうかもしれないんだよ…………………。

みなさまこんばんは、イロハです。

あるいはおはようございますこんにちは。


えーー………………イロハ、麻雀始めました。

アプリで練習中ですが、楽しいですね!

覚えることは多いですが、ルールによっては

短時間で勝負が付けられるので、

未経験の方もぜひ始めてみては如何でしょう!


本編は、少々暗い印象で終わりました。

どう影響してくるのか、お楽しみに!


それでは、今回はここで終わります。

また次回お会いしましょう!


【次回投稿予定日は 6月24日 22時 です】

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