第294話 七十一階層の攻略
スマホの目覚まし機能で目を覚ました俺はダイニングに行き誰もまだ起きていないなと思いつつキッチンで顔を洗い朝食の用意をした。
朝食の準備が終わった所で姫姉たちが起きて来て一緒に朝食を食べた。
「さて今日から本格的にダンジョン探索再開するわけだけど何か気になる事ってある?」
「そうね今のところ特に無いかな」
俺の問いかけに姫姉はそう言い、少女もそれに同意するかのように頷いた。
「よしそれじゃ準備して七十一階層に行きますか」
俺はそう言い無限収納に仕舞っておいた装備を手早く着けて玄関を出た。
少しして姫姉たちもセーフハウスから出て来て俺たちは軽く準備運動をしてからセーフハウスを無限収納仕舞い七十一階層に進んだ。
七十一階層は隆起して凸凹の大地に大きな岩が点在していて草木の少ない荒野だった。
これだけ見晴らしが良いなら俺のスキルで直ぐに次への階段も見つかるかと思い透視盗撮で辺りを見渡した。
狼や鳥などのモンスターがチラホラと見受けられ岩場の陰には宝箱があり、ここから結構遠いけれど階段も見つける事が出来た。
俺は姫姉たちに階段の場所を伝えて俺が先頭になり階段までの安全なルートを進む事にした。
道中の狼や鳥のモンスターはそれほど強くは無いが連携をしっかりと取ってくるので少々面倒ではあったが苦戦する事なく階段の前までたどり着いた。
階段を守るガーディアン的な存在は一回り大きい狼型のモンスターで何と雷を纏っていた。
俺たちの武器は金属製なので通電してこっちもダメージを負う可能性があるので今回は刀による接近戦では無く飛び道具や俺の魔銃を使って戦う事になった。
まずは俺が魔銃でファイアバレットを撃ったがやはりこの階層のボスなだけあって簡単に躱されてしまった。だが俺たちもそれは想定内で躱した先に姫姉はスキル創造で即席の短剣を無限収納から出したミスリルとかで作り狼に投げつけ、少女もナイフや杭を投げつけた。
狼も巧みに俺たちの攻撃を躱しつつ雷撃を飛ばしてきたが俺たちもその対策として無限収納からミスリルの塊などの金属を避雷針として出して置きその裏に移動して何とか凌いだ。
そうこうしている内に狼の動きが徐々に悪くなり、姫姉たちの投げた何十本目かの短剣がやっと狼の脚を掠めた。
それを機にしても俺も魔銃の弾をアイスバレットに変えて狙い撃ち何とか当てる事に成功した。
アイスバレットを受けた狼は脚が凍り付き一気に動きが悪くなりそこに畳み掛けるように俺はアイスバレットを撃ち姫姉は短剣よりも攻撃力のある短槍を作り投げつけた。
俺のアイスバレットは全弾命中し狼の全身が氷漬けになった所へ姫姉の短槍が頭に命中し何とか倒す事に成功した。




