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第282話 王冠は買取拒否された

「さてお待ちかねの装備品の買取額だが、まずこの鋼鉄の剣だがエンチャントは施されて無かったし質も普通な物なんで一本五千シアで十本あるから五万シアになる。んで次に杖だがコッチの普通のサイズの方が魔法威力増強と消費魔力軽減のエンチャントが付いてたんで一本一万シアで三本あるから三万シアで買い取らせて貰う。それでコッチのデカい杖だが魔法威力増強と消費魔力軽減に発動速度上昇のエンチャントが付いてるが人が使うには少々大き過ぎるからなコレも一本一万シアで五本あるから五万シアになる買取になる。それで次だがこのミスリル製の剣は十五万シアで買い取らせて貰う。それでコッチの大きい方のミスリルの剣だが頑強のエンチャントも付いてるから四十五万シアで買い取らせてくれ。それで本題なんだがコッチのオリハルコンで出来たゴブリンキングの王冠なんだがオリハルコンや宝石類の相場でだけで換算しても二百万シアは下らない。があの書類を出しても予算が足りなさそうだから引き取るのは難しい。それとコッチのオークキングの王冠も金の総重量がとんでもないから俺の見立てでも金と宝石類だけで三百万は下らないだろう。本当は買い取りたいが無い袖は振れないからせめてオークションの紹介状を受け取ってくれ。さて長々と話したがコレらの装備品は売却でいいか?」

 ギードさんの長い説明やらを聞き終えた俺は姫姉たちと相談して他で売ってもそう変わらないとメルリアさんの助言も貰い買い取れる品は全部買い取って貰う事にした。


「分かった、それじゃ他の魔物の素材も合わせて七十四万五千二百六十四シアになる。代金はさっきと同じ分け方で良かったよな」

 ギードさんはそう言って俺たちに確認をとって来たので俺が代表して「それでお願いします」と返すとギードさんは「分かった」と言い俺たちからギルドカードを受け取って奥に行き、少ししてトレイに大量の白金貨などを乗せて戻って来た。

「確認してくれ」

 そう言ってテーブルの上に置かれたトレイの白金貨などを数えて正しく十八万六千三百十六シアある事を確認してから無限収納(アイテムボックス)からパーティ用の資金が入っている袋に入れようとして入り切らなくなり新しく袋を取り出してそこに入れた。


 長かった査定と買取を終えて俺たちは一度俺の部屋に戻り、三人だけになったところで我慢していたニヤケ面を解放して歓喜の声を上げた。

 お金の使い道が殆ど無いがそれでも沢山稼げたのはどう言い繕っても嬉しいことに変わりは無いので皆んなで喜び合った。

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