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第278話 帰って来て七十階層までの報告をする

 ダンジョンの入り口である扉の前に立っていた兵士たちは俺たちが出て来た事に気が付くと直ぐに馬車を呼んで来てくれた。

 俺たちは兵士に礼を言ってから馬車に乗り込み王城に帰った。


 王城に着くとメルリアさんが待っていて部屋までの案内ついでに俺たちに話しかけて来た。

「予定よりも早い帰還でしたがダンジョン内で何かありましたか?」

「七十階層まで攻略してキリが良かったんで一度戻って来ました。問題は特に無かったですかね」

 俺がそう返すとメルリアさんは驚いた様子で「七十階層!?」と呟いた後、俺たちに向き直り「七十階層までの攻略おめでとうございます」と祝いの言葉を掛けてきて俺たちは素直に「ありがとうございます」と返した。


 部屋に着いた俺たちはそれぞれ部屋に戻り俺はシャワーを浴びてから楽な格好に着替えて夕食の時間までをのんびり過ごした。

 一時間もしないうちにメルリアさんが夕食の準備が整ったと呼びに来て久しぶりに会った気がする田中さんと共に王城の食堂に移動し、王女様たちと夕食を食べた。

 夕食後、王女様から明日にでも今回のダンジョンでの報告をと頼まれて俺はそれに同意してから姫姉たちと共に部屋に戻った。

 そして五日間に及ぶダンジョン探索の疲れもあってかそのまま俺は眠りに就いた。

 

 翌日、グッスリと眠れた俺は気分良く目覚めて朝食までの間軽く運動をと思い窓から外に出て筋トレをしていると丁度良いタイミングでメルリアさんがタオルを持って来て朝食の時間だと伝えてくれた。

 皆で食堂に行き朝食を食べ終えて俺は姫姉たちと別れて一人アモダフさんの所に来ていた。

「お待ちしておりました。では早速ですが今回の探索で知り得た情報をこちらの紙にお願いします」

「わかりました」

 俺はアモダフさんから手渡された紙を受け取りまずは七十階層までの地図をスキルマップと睨めっこしながら描き写した。


 それなりの量を描きまくり手が疲れたが何とか七十階層までの地図を描き終えて俺はアモダフさんに出来た地図を渡した。

「確かに、お預かりします。それで今回の探索で得たアイテムはどうされますか? やはり売却ですか?」

「それじゃあ買取をお願いします」

「分かりましたでは……、そろそろ昼食の時間ですので買取は昼食後に致しましょう」

 確かに日が真上に上り掛けていたので俺はアモダフさんのその提案に従い買取は昼食の後にしてもらう事にした。


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