第271話 五十九階層を越えて
五十九階層に足を踏み入れた俺たちは早速配置されていた罠を回避して先に進み、曲がり角で待ち伏せしていた魔物たちを倒していった。
そんなこんなで進んで行き一時間ほどした頃、六十階層に続く階段とそこを守る一際大きいゴブリンの集団を見つけた。
鑑定解析を使い階段を守るゴブリンたちがゴブリンジェネラルとゴブリンナイトにゴブリンメイジだと分かった俺は姫姉たちとどう戦うか相談を始めた。
「取り敢えずここなら向こうから攻撃は届かないし、作戦を決めるか」
「そうね、取り敢えず一番面倒なのは後ろにいるゴブリンメイジね。アレを手早く倒さないとナイトとジェネラルとの戦闘に横やりを入れられる事になりそうだし」
「だな、でも俺の銃で攻撃しても倒せそうに無いから姫姉に透明化と影移動でメイジを倒し貰う事になるけど」
「それは仕方ないわね。それじゃ私がメイジを相手するとして優くんたちはジェネラルとナイトの注意を引き付けて貰うって事で」
「それじゃ始めるか」
俺がそう言い立ち上がると姫姉たちも飲んでいたカップを無限収納に仕舞い、セーフハウスから出てセーフハウスも仕舞ってから俺は魔銃を取り出してジェネラルに向けて撃ちながらナイトに斬りかかった。
少女は俺の後ろから着いて来て俺に注意が向いて隙が出来たもう一体のナイトにナイフを投げつけていた。
そして俺たちとは別に動いていた姫姉は俺たちの行動から数秒遅れてナイトたちの後ろにいたメイジたちの後ろから斬り掛かり瞬く間に三体のメイジを斬り倒した。
俺も魔銃を仕舞い直ぐにナイトの首と胴体を離れ離れにしてから残りのナイトを少女に任せてジェネラルに斬り掛かった。
だが警戒しているジェネラルは俺の斬撃を持っていた大剣を素早く動かして受け止めた。
流石の俺でも大剣ごと斬ることは出来ず、一歩下がってジェネラルの大剣の間合いから外れた。
ジェネラルもこっちを警戒している様で一向に仕掛けてこず、俺は再び魔銃を無限収納から取り出してジェネラルに向けて撃ったがジェネラルもこの攻撃は学習している様で持っている大剣で弾いた。
魔銃は効かないので仕舞い、ジェネラルから更に距離を取り刀を鞘に戻してからジェネラルに背を向けた。
ジェネラルは俺が逃げると考えたのか距離を詰めて来たので俺はそのまま逃げる様に走り始め、ジェネラルの注意を俺だけに引き付けたところでジェネラルの首が胴体から離れた。
俺とジェネラルが睨み合いになっているタイミングで姫姉の姿が消えたので何か考えがあると確信して俺が隙だらけになってジェネラルの隙を作ってみたがどうやら当たりだったらしく、姫姉がジェネラルの首を刈り取ってくれた。




