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星間航路の旅人  作者: 水縹
帰路の動向
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4 つきをさんさく

月面都市をユージンは走っていた。


単なるトレーニングである。


知らない街並みを駆けるのは楽しく、レトロな人工的の都市を見て廻る。


重力調整がわざとなのかちょっと弱めな気がする。


ジエルは無機質スタイリッシュだが、メリクリウスなんかデザインなんて知るかな無骨な感じ。


他の惑星の衛星も同じようで個性があった。


【人は地球へ還る】


そんな時目についたポスターがあった。


【母なる惑星地球へ

 月面や衛星に産まれても

 宇宙適応がない者が居るということは

 どういうことか


 月に上がった第一世代が短命なのには理由がある


 人は滅亡の道を進んでいるのか


 太陽系からの離脱が不可能な理由


          地球生命学協会講演会開催

          開催場所はここから→■ 】


「こういう団体もあるんだ。人間はどこでも同じだねぇ」



裏通りを通り過ぎ、広い通りに出ると大きな街頭テレビでニュースが流れている。


〈地球会議の開催地は今年はマカオです。反宇宙勢力〈アースノイド〉の反発も強い中これからの地球圏の平和についての会議が始まります〉


思ったよりずっときな臭い。


反宇宙勢力とか仮想敵のスケール大きすぎやしないか。


そういえば、月面都市にあるははずの宇宙警察の月面署が、まだ見つけられない。


「もしかして、都市に無くて移動衛星なのかな」


撤退していたら、不穏度が上がってしまう。


街頭テレビの下からショッピングエリア。


走るのをやめて、店先をのぞきながら歩いて進む。


【うさぎもっちゅ】という、もちゅっとしたうさぎのマスコットがやたらとある。


「これなんですか?」


「うさぎもっちゅは月面の公式キャラクターですよ、かわいいでしょ」


「へぇ~」


何軒か店を回り、お土産を購入してからユージンはホテルに戻った。



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