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星間航路の旅人  作者: 水縹
至る太陽系
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3 玉兎

宇宙警察を騒然とさせた後は、予防接種やらで免疫の調整を済ませると木星の衛星ガニメデから月まで2週間で航行する。


抗体が安定しないと月への入港もままならないのと、地球まで光年も無いが太陽系保全のための航行制限がある。


木星と火星の間には小惑星ベルトがあり、名前のついた資源衛星のも多いため低速走行が求められ、その速度と時折ぶつかる音と密閉空間に、地球育ちは参ってしまい、火星より先には滅多に来ないらしい。


「あっ」


と言ったのは誰だったか。


月越しに光る青い惑星は、外宇宙でも知られている有名な地球の姿だ。


月面都市の宇宙港玉兎(ぎょくと)は複数の移動式の宇宙港で、月面都市には搭乗橋で渡り、宇宙港が満船になると次の衛星港がセットされる珍しい仕組みだ。


出港したい場合は衛星港を呼び出して搭乗することになる。


「・・・衛星アルテミスじゃないのか」


シオは呟いた。


ステラ惑星連合の空域で見るような物語に頻繁に出てくる、月の衛星を思わせるような基地はアルテミス率が高かったものだ。


「確かにアルテミスのイメージあるよね。でも、アルテミスの名前の物って、大抵無力化されるイメージあるんだけど」


空域全体で大ヒットを飛ばし、興味ない人もポスターは観たことあるステラ惑星連合で製作された、大人気小説の実写化映画がまさにそれだった。


「ある。・・・月面都市は玉帝都とかいうらしいから、神様の出身が違うんじゃないか?」


月面都市に降り立つと再び検疫。


地球の講習会の受講、および翻訳ツールの取付け。


今回はスペースシャトルでの降下で、東アジア国際ターミナルに向かう。





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