8 はんせいかい
「反省会を始める。拍手」
パチパチパチ。
それは唐突に始まった。
惑星ルビールビィの騒動あったその日。
18:00
揃って夕食を終え、お茶をしていた時である。
「今回はなんとなく流れでクエストを受けなくてもよかったのに、何も考えず受けてしまったのを反省します」
どうぞとシオの手のひらがルイに向く。
「どうせ何も起こらないだろと次の惑星の下調べしなかったのを反省します」
ルイがルージンにどうぞする。
「・・・じゃあ、九曜任せにギリギリまで操舵席をはなれすぎてて反省します。って、突然どうしたなんだけど」
戸惑いつつもすぐ出る反省点。
「最近、慣れて緊張感が無くなっていたと思う。時間も好き勝手しすぎたから宇宙標準時間のタイムスケジュールで規則を決めたいと思って」
責任者らしくシオは発言する。
皆、時間を好き放題使っていた自覚はあるので反論は発生しなかった。
「艦橋に毎日09:00ミーティング。ミーティングの際はそれぞれ何が報告すること。到着予定2時間前に艦橋に居ること・・・とりあえずこんな感じ」
「夜勤とかのシフトはいいの?」
「最初は考えたが、九曜がシステム保全しているし、3人で交代シフトしてもそれぞれ得意分野違うから居るだけなら無くていいと判断した」
「それもそうか」
「9:00にしたのは、会社だと始業がそんなとこかと思ってきめた。因みにオレの睡眠時間が22:00〜4:00だから最初は7時のミーティングを考えていたが、早いかなと」
「9:00でいいよ。ボクはだいたい23:00〜6:00で寝てるから、7時は早いって」
「二人とも、毎日寝てるんだ」
「え?」
ルイの発言に戸惑う二人。
「・・・眠くなったら寝るから、だいたい40時間か長い時は60時間くらい活動して3時間くらい睡眠。アルコール飲んだら半日寝たりはするけど。あ、目が疲れたら10分くらい回復アイマスクするかな・・・」
「いやいや」
「まさかの銀河症候群か?」
宇宙は1日の変化に乏しいが、人間の生まれた地球と同じサイクルの1日24時間1年365日を基本とした基準宇宙時間を意識して生活している者が多い。
しかし、宇宙に進出した人類の中に体内時計のサイクルがその中に治まらない体質の者もいる。
睡眠や食事や身体感覚など傾向は様々だが、それらを総じて銀河症候群。またその人をギャラクシアンと言う。
人類の進化なのか、遺伝子の変異なのかは不明である。
「ウチは遺伝子だと思う。父上様は、睡眠どころか食事感覚も重度のギャラクシアンなんだ。ワーカーホリックには最高で最低な組み合わせ」
ワーカーホリックとベストマッチした結果がシオの資金が減らない事になっているのである。
同じ事を求められる息子のルイにはたまったもんじゃない話だった。




