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猫耳ネットワークの広がりと、潜む影にゃ!
『猫の国』が豊穣の春を謳歌する裏で、キラ(シロ)の頭脳は常にフル稼働していた。
隣国からの軍勢の接近に伴い、キラは猫耳ネットワークを臨戦態勢へと移行。まずは、町の中に紛れ込んでいるであろう「情報の間者」の炙り出しを開始した。
人間のスパイがどれほど完璧に気配を消し、旅人を装おうとも、街の全家庭、全路地裏、全屋根の上に張り巡らされた「猫の目」から逃れる術はない。
「総大将、宿屋の2階に泊まってる他国の商人風の男、夜中に1人で怪しい手紙を書いてハトを飛ばそうとしてやがりましたぜ」
ネットワークの末端から、ボス副校長を通じてリアルタイムで情報がキラへと集約される。
キラの瞳が冷徹な『達人の目』へと切り替わる。
(泳がせるのはここまでだ。レオ、村長。指定の場所にネズミが引っかかった。一網打尽にするぞ)
キラの声がレオたちの脳内に直接響く。
町を愛する猫たちと人間の連携により、人間側が気づくことすらできなかった高度な間者たちは、誰一人として情報を外に漏らすことなく、一晩のうちに完璧に捕縛されたのだった。




