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転生したら子猫だった  作者: こっちのあっきー


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ニナの覚醒と、猫耳ネットワークの戦略にゃ!

 会議が和やかなムードで進む中、キラの瞳がスッと冷徹な輝きを帯びた。

 キラは肉球で地面の砂をトントンと叩き、周囲の気配を読み取る力で、砂の上に立体的な『周辺諸国の防衛大マップ』を精密に描き出した。


 その時だった。広場に舞い降りた一匹の蝶々が、ニナの指先に止まり、キラキラとした光の粒子を放った。ニナの瞳がふっと不思議な深みを帯びる。


「……蝶々さんが、教えてくれてる」

 ニナは呟いた。その声には、植物の震えや虫たちの羽音、大地が抱く小さな命の鼓動が重なっていた。彼女が指先を向けると、マップの端に隠れていた「魔力の乱れ」が光となって浮かび上がる。

「あの子たち、みんなでお野菜を育ててくれてる人たちを心配してる。……隣の国から、冷たい魔力の乱れが近づいてきてるみたい」


 レオと村長が息を呑む。ニナはいつの間にか、大地の声を読み取る『自然の巫女アース・スピーカー』としての新しい力に目覚めていたのだ。


(猫耳ネットワークのデータと、ニナの読み取った大地の声が合致した。隣国が我が国の富と、魔法猫の力を奪おうと軍勢を動かし始めている)

 キラの冷徹な分析に、会議の空気は一変した。

(人間はレオを中心に、鍛え上げた最強の防衛騎士団を編成しろ。猫側は、りなの【豊穣の魔法】で兵糧を無限に備蓄し、ニナには自然の精霊たちと対話して情報を集めてもらう。各家庭の猫ネットワークで村内の不穏な動きをいち早く察知する。これより、人と猫の連携による守りの体制を構築する)


 村長は震える手で目頭を押さえ、力強く頷いた。

「素晴らしい……! 総大将の導きと、ニナさんの新たな力があれば、どんな大国が攻めてこようと、我が『猫の国』は無敵ですな!」


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