表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら子猫だった  作者: こっちのあっきー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/91

『奇跡の搾りかす』と、究極のプロテインにゃ!

 しかし、キラの知恵の真骨頂はここからだった。油を搾り取った後に残る、水分を完全に失ってカラカラになった大量の「搾りかす」。これこそが、体が強く健康になるための「最強の栄養源」だった。

 キラは自然の力と温度の管理を組み合わせ、その搾りかすを一瞬で極限まで乾燥させ、サラサラとした純白の『高栄養粉末』へと昇華させた。


(よし。この粉末は、不要な脂が抜けて純粋な栄養の塊になっている。これがあれば、誰でも健康で、健やかな体を手に入れられるぞ)


「少年、これを毎日の訓練の後に水に溶かして飲め。お前の体の力が飛躍的に上がるはずだ」


 キラの声がレオの頭に優しく響く。

 レオは早速、その粉末を水に溶かして飲み始めた。味はほんのりと香ばしく、驚くほど喉越しが良い。

 最初の数日は、身体の中に今まで感じたことのない熱が巡るような感覚があった。そして四日目の朝、レオが起床した際、驚くべきことに、昨日の激しい訓練の疲労が、まるで霧が晴れるように消え去っていたのだ。


「体が……羽のように軽い……!」


 その日の午後の模擬戦。レオはいつも通り、騎士団の厳しい訓練に臨んだ。

 かつては先輩騎士に圧倒されていた剣技も、今のレオは違った。体幹が鋼のように強固になり、どれだけ動いても呼吸が乱れない。

 先輩騎士が全力で放った横薙ぎの剣を、レオは最小限の動きで回避し、次の瞬間には背後に回り込んでいた。圧倒的なスタミナと、研ぎ澄まされた筋肉の反応。レオの一撃が木剣を弾くと、先輩騎士は呆然として立ち尽くした。


「おい、レオ……お前、一体何をしたんだ? 今の動き、騎士団長の若かりし頃を彷彿とさせるぞ……!」


 レオの周囲に人だかりができる。レオはキラの方をチラリと見て、少しだけニヤリと笑った。シロがくれたこの力が、今の自分の全てだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ