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各家庭への『就職』と、りなのドヤ顔にゃ!
さらに、町の人々の「猫たちへの感謝」は、ただエサをあげるだけでは留まらなかった。
「お願いだ、我が家にも幸運の猫ちゃんを迎えて、猫豆の恵みにあずかりたい!」
「うちの子供の守り神になっておくれ!」
かつては汚いと追いやられていた野良猫たちが、今や町中の一般家庭や貴族の屋敷へと、次々に「家族」であり「守り神」として大歓迎で迎え入れられ始めたのだ。
家に入った猫たちは、暖かい暖炉の側と極上のご飯を約束され、その代わりにその家の情報をキラのネットワークへと提供する。互いにとって最高の協力関係が、人間と猫の間で完璧に結ばれていく。
「みゃう(ふふん、お兄ちゃんのおかげで、みんな幸せになりましたの!)」
レオの部屋の特等席クッションの上で、りなは小さな胸を張り、最高に誇らしげなドヤ顔を浮かべていた。キラはそんなりなの頭を肉球で優しく撫でながら、大人の知恵と戦術が町を丸ごと作り替えたことに、深い満足感を覚えていた。




