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神聖視される猫たちと、逆転する立場にゃ!
『猫豆』の奇跡は、レオの駐屯地だけでなく、瞬く間に町全体へと広がっていった。
町の人々は、冷害の危機から自分たちを救ってくれたのは、影の総大将キラが率いる猫たちであると気づき始めたのだ。
「猫たちは、ただの獣じゃない。神様の使い、幸運を運ぶ聖なる生き物なんだ……!」
それまで路地裏で人間を恐れ、生ゴミをあさるしかなかった野良猫たちの立場は、ここへ来て完全に引っくり返った。町のあちこちで、猫たちの姿を見かけるだけで、人々は手を合わせて感謝し、上質な水や極上の寝床を提供するようになった。
猫耳ネットワークの末端にいるすべての猫たちが、人間たちから「神聖な存在」として崇められ始めたのだ。




