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野生のスパイスハーブを探せにゃ!
川魚のポテンシャルを100%引き出し、安全なキャットフードへと昇華するため、キラは次なる目標を「魚と相性の良い食材・ハーブの調達」に定めた。
前世の植物学と料理の知識を総動員し、猫耳ネットワークの鳥類たちに街の周辺の野山をスカウトさせる。
「総大将! 東の森の崖っぷちに、ツンと鼻を突くような匂いのする青い草が生い茂ってましたぜ!」
(間違いない。川魚の脂肪酸を分解し、生臭さを完全に消し去る野生のスパイスハーブだ)
キラはりなを自分の背中にちょこんと乗せ、ボス猫たちを引き連れて東の森の境界へとトコトコと向かった。
見つけたのは、魔力を帯びた野生のタイムやディルに似た、強力な殺菌・消臭効果を持つスパイスハーブだった。
キラは肉球でそのハーブを器用に摘み取ると、川魚のハラワタを抜き、ハーブの葉をそのお腹の中に詰め込んだ。さらに、【温度管理】の魔力で周囲の空気を加熱し、魚の表面をじっくりと弱火でスモークするように「断熱圧縮焼き」にしていく。
じわじわと、泥臭さが完全に消え去り、ハーブの爽やかな香りと魚の良質な脂の香りが融合した、至高の焼き魚の匂いが辺りに漂い始めた。




