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王都の激震と、届かぬ真実の技術にゃ!
辺境から、打ちひしがれた姿で王都へ帰還した特使たち。その姿は、かつての威風堂々とした使節とは程遠い、ただの敗残兵そのものだった。
ルドルフ特使は宰相に、猫の国で起きた出来事を震えながら報告した。
「宰相閣下……! あの町は王都の権威など全く恐れておりません! ですが、その代わりにこの『豆』と、彼らが食していた肉を……!」
ルドルフが自信満々に差し出したのは、キラから受け取った猫豆の箱と、トカゲの塩漬け肉。
王都の賢者たちは、これぞ猫の国の富の根源だと狂喜乱舞した。彼らはすぐさま「最高の土壌」を用意し、この豆を丁寧に植え付けた。
「これさえ育てば、王都は永久に潤うぞ!」
しかし、どれほど日を重ねても、どれほど祈りを捧げても、土から芽が出ることはなかった。賢者たちは困惑し、再び豆を煮て食べてみるが、その栄養価と美味さにただ呆然とするばかり。知識の外側にある技術に、彼らは翻弄され始めていた。




