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外伝58話:これで、チェックメイトです -Tar Jhrjz'mak-

'20.09/22 少し演出変更しました。

外伝58話:これで、チェックメイトです -Tar Jhrjz'mak-


 * * *


 派遣公安課の大男を前にして、ティガルの背中に冷や汗がつたっていった。

 長年剣を習っていれば、(あい)対した強者は、本能的にわかるものだ。グラムには、強者特有の気迫(きはく)があった。

 対峙(たいじ)する相手にこれほど警戒(けいかい)心を(いだ)くのも、そうあることではない。


(いや――そういや、さっき打ちのめされたばっかだっけ)


 思い起こせば、先ほどもこれほどの警戒(けいかい)(あたい)する人物と出くわしたばかりだった。

 カリエク・イエナザラク。

 伝説の卒業生にして、ティガルと同じ名門官家出身の、現役王室護衛官。思えば彼は、在学時代にグラム教官に勝ったと聞く。

 その彼を相手に、まともに手も足も出なかった。剣士としてのプライドが大きく傷つけられた事件だった。

 この剣術が憲兵学校で一番との自負(じふ)に、()るぎはない。

 だが()しくも今日、想像を絶する高みと出会ってしまった。


(あれが王室護衛官――いや、王室護衛官って、あんなんだっけ?)


 イスカ人の伝統からかけ離れた足技使い。()り技を武器にするなど、彼以外では見たことがない。

 だが、認めざるを得ない。彼の足技はただトリッキーなだけではない。自在に扱えるほどに修練を重ねられた、まごうことなき正当な技だと。

 (くや)しいが、かの大先輩は思い出させてくれた。

 憲兵学校一番の栄誉の上に胡坐(あぐら)をかいている場合ではない。

 迷路を引き返して、ザコ相手に得意な剣術を見せて点数を(かせ)いでいる場合じゃない。

 ここで超えるのだ。

 絶対的上位者としか思えない、この元陸軍の猛者(もさ)グラムを。

 ティガルは小さく息をつき、それから神妙に居住(いず)まいを正した。

 こちらの実力が(おと)っているのは明らかだ。

 だが(あきら)めることなど、(はな)から考えていない。なによりもこの勝負に、チームの命運がかかっているのだ。

 あらためて見上げると、グラムは挑戦的な笑みを浮かべていた。こちらとの戦力差は、向こうも承知しているようだ。強者の余裕というやつだろう。


(ここでコイツに勝てってか。ホント無謀(むぼう)な作戦を考えやがったよな、相棒)


 思わず、フッと笑みが()れる。


「なにがおかしい」


 笑う余裕があるのは、強者たる自分だけのはずだ。彼の語気(ごき)からは、そんな腹立たしさが感じられた。


「いえ、剣を(まじ)える前に、まずはあいさつをと思いまして」


 (あせ)ると視野が(せま)くなる。そんな状態でこの猛者(もさ)(いど)むのはやめだ。

 状況を俯瞰(ふかん)せよ。心にゆとりをもて。

 本当にヤバい時こそ、笑えるくらいがちょうどいい。

 剣を手に持つ右手を胸に当てうやうやしく敬礼しながら、ティガルは叮嚀(ていねい)口上(こうじょう)を述べた。


日天神殿(エルトワーク)流剣舞の剣術師範、王国軍憲兵部警護課所属のティガル・ファルスラーマク一等兵でございます」


 普段は意識してかなぐり捨てている(みやび)所作(しょさ)で、(つつし)み深く教官を見上げる。


「グラム教官におかれましては、この頃ますます(うるわ)しゅうお輝きのことと存じます」


 ティガルはそこで、ニヤリと笑みを浮かべた。「――主にお頭が」


 グラムの頭皮に、ピキリと青筋が浮かんだ。


「口の減らないガキだな。言っておくが、俺がこの世で(もっと)も嫌いなヤツは三種類。腑抜(ふぬ)けた護衛官と、ナメた官家のボンボンと、そして俺に卵を投げて歯向(はむ)かうヤツだ」


「いつまで卒業生のカリエク先輩を(うら)んでるつもりっすか、教官? もうそろそろ時効(じこう)じゃないっすかね」


「お前のことだティガル!」


 そう一(かつ)すると、グラムは(おごそ)かな目をカッと見開いた。


「お前たち、一切(いっさい)手出(てだ)口出(くちだ)しは無用だ。コイツは俺が直々(じきじき)に、脱落させてやる」


 囲む敵役の憲兵たちは、教官のその言葉にうなずき、固唾(かたず)をのんでこれから始まるであろう勝負を見守っている。

 死神と(おそ)れられる教官と、その(うら)みを買った他課の訓練生との、純粋な決闘。見ものであることに間違いはない。

 ぐるりと囲むように見物する敵兵によって、ティガルたちの周りには円形闘技場(とうぎじょう)がつくりだされていた。ノワンの弓で倒れていた敵兵も、12秒を超えた現在は、起き上がって見物人のひとりとなっている。

 この闘技場(とうぎじょう)に、逃げ場はない。

 彼と真っ(こう)から勝負するしかないのだ。


「教官、痛い目見る前に、おとなしくソコをお退()きくださるとありがたく存じます。――それとも勝負してみますか? どっちが先に脱落するか」


「勝負だと?」


 そう言うが(いな)や、グラムは愉快(ゆかい)だとばかりに、豪放(ごうほう)な笑い声をあげた。


「ふざけたことを言うガキだな。勝負など(はな)から決しているだろ、俺と(あい)対した時点でな」


「それは――二対一だからっすか」


 咄嗟(とっさ)に右方から、グラムの頭めがけて矢が放たれた。

 ノワンの援護(えんご)だ。

 だがそれに対して、グラムは剣を一振り――

 矢は、目標に届くことなく地面に落下した。

 だが息をつく間もなく、立て続けに矢が放たれる。

 その(すき)に教官に突進しようと構えたティガルだったが、彼の(ふところ)に入ることはできなかった。

 矢はすべて、目標に当たることなく落とされたのだ。


「クソ、マジかよ……!」


「残念だが、本物の矢ならいざしらず、これは訓練用の矢だ。こんな勢いの死んだ矢など、いくら来たところで無意味だ。――二対一? 構いやしねえぞ。そんな援護(えんご)でこの俺を倒せると思ったら、大間違いだ」


 背中が、ぞわりと(こお)りつく。

 さすがは歴戦の猛者(もさ)。想定していた戦力をはるかに超えている。

 ふつうに考えれば、倒すのは不可能。

 だが、先ほど決めたばかりだ。

 絶対に、なにをしてもこの壁を()えてみせると。

 だが一朝一夕(いっちょういっせき)で剣技の実力が上がるわけではない。そんなことはわかっている。

 それでもこの教官を倒せるとしたら、それは――


 ――完璧な連携(れんけい)か。


 ティガルはその場で目を(つむ)り、深く呼吸した。

 身体の末端(まったん)、筋肉の一筋一筋にまで、神経を(めぐ)らせる。

 繊細(せんさい)な剣技に必要なのは筋力じゃない。弛緩(しかん)だ。

 何にも(とら)われず、身体(からだ)が自由であること。それがこの剣術の極意(ごくい)だ。

 (とら)われるな。思い込みを捨てろ。自由であれ。

 グラムは攻撃するでもなく、余裕の笑みを浮かべてティガルの次の手を待っている。この男は、弱者を落とすことを(たの)しんでいるのだ。

 だが、そのおかげでこちらのタイミングで攻撃できるのだ。その不遜(ふそん)(おご)りは好都合だ。

 ぶらりと手を下ろし、ゆっくりと深呼吸する。

 身体の延長線上で、剣先がしなやかに縦に()れた。


 ――今だ。


「見せてやる。天邪鬼(オレサマ)流剣術奥義(おうぎ)……!」


 足を充分に開き、剣先をかすかに()らす。グラムは見切ろうとしているのか、ティガルの剣の動きに注視(ちゅうし)している。

 憲兵の使う細剣は、陸軍のそれと比べて、繊細(せんさい)な動きをつくりだすことが容易(たやす)い。

 その(ぶん)力は劣るが、問題ない。グラムの動きを奪うのはティガルの仕事ではない。

 まずは彼を翻弄(ほんろう)する。この連携(れんけい)天邪鬼(アマノジャク)剣士に与えられた仕事は、それだけだ。

 地を蹴り、(たわ)めた力を開放する。

 自由であれ。軌道(きどう)を読まれるな。

 軌道(きどう)を、つくりだせ。

 直後、グラムの帯の飾手拭(カツァフ)めがけて、疾風(しっぷう)()け抜けた。

 それに気づいたグラムが、すぐさま剣で(ふせ)ぐ。

 だが予期した衝撃は訪れなかった。


「な……っ?」


 布の巻かれた剣は、グラムの剣に当たる瞬間、勢いよく()(えが)いて落下し、ティガルの胴の周囲を素早(すばや)()け抜けたのだ。


(今の軌道(きどう)はなんだ……? 何が起こって……)


 グラムが唖然(あぜん)とした次の瞬間には、白い剣先はうねりを打って()け回り、グラムの腕をパシリと()ねていた。


「まずは一本」


 すぐさま間合(まあ)いを取って、ティガルはニッと口角(こうかく)を上げた。

 グラムは完全に、剣を離した瞬間の(ひも)の動きを見きれずに動揺(どうよう)していた。


 ――幸先(さいさき)がいい。まずは成功だ。


 顔を赤くしたグラムは、両手にもつ剣を胸の前で構えると、(みずか)らティガルに近づいてきた。


「遊びは終わりだ。格の違いを思い知らせてやる!」


 彼を本気で怒らせた。――計画通りに。

 これでティガルの仕事は、半分は達成したも同然だ。

 血の()の上がった人間は、翻弄(ほんろう)されやすい上に視野が(せま)くなる。

 あとは、最大限に彼を引きつける。

 その(さい)、ティガルが飾手拭(カツァフ)さえ取られなければ、すべてうまくいくはずだ。

 ノワンは右側の木の上から射撃しているので、グラムの視界を左側に寄せる必要がある。

 ティガルは手前で剣をくるくると回しながら、ゆっくりと左側に足を進めた。

 それに(ともな)って、グラムも(にら)む視線を左側に移動させた。――順調だ。

 ついにグラムが、攻撃を仕掛(しか)けてきた。

 陸軍の太い曲剣は、自由な動きが()かない代わりに、すさまじい威力を放つ。

 衝撃。

 咄嗟(とっさ)に剣で受けるが、それでも耐えきれない。慌てて剣の(みね)に、小杖の十字部分を()えて受ける。振動で手がしびれ、剣を持つ腕が(ふる)える。

 こちらは両手なのに、相手は片手だけでこの威力(いりょく)だ。

 さすがに、歴戦の猛者(もさ)伊達(だて)ではない。

 グラムの左手には、まだ空いた剣が残っている。あの剣で打たれたら、防ぐ(すべ)がない。あの剣で飾手拭(カツァフ)(から)め取られたら最後、一巻(いっかん)の終わりだ。

 だが、ここでノワンの射撃が来ることは――おそらく、ない。

 動きが膠着(こうちゃく)したこの状況では、矢の動きをたやすく読まれてしまうだろう。そうなれば、彼の意識をティガルひとりに集中させた、今までの工程(こうてい)のすべてが無駄になる。


 ――勝機(しょうき)はすぐそこだ。自力で()えろ。


 この援護(えんご)の沈黙はまるで、あの不愛想な同僚にそう言われているかのようだ。

 ()き放したような態度だが、ノワンは信じているのだろう。ティガルなら、この窮地(きゅうち)を切り抜けられると。


 ――ああ、やってやんよ!


 グラムの(あい)いた左手剣が、ついにティガルに(せま)ろうとする、その瞬間。

 ティガルはグラムからの圧力を側方に受け流すと、すぐさま地を()り、教官の左(ひざ)に、軽く左足を乗せた。

 あまりに予期(よき)せぬ動きに、グラムが大きく目を見開く。

 一気にバランスが(くず)れ、ティガルはなんとかグラムの(ひざ)に足をついたまま、後頭から地面に(たた)きつけられようとしていた。

 上半身が重力に引っ張られ、自然に(ちゅう)で青空を(あお)ぐ形になる。

 ――だが、これでいいのだ。

 直後、ティガルは(たわ)めた右足を、力の限りに叩きこんだ。その先にあるのは、グラムの鳩尾(みぞおち)だ。


「ぐふ……っ?!」


 グラムはうめき声とともに数歩下がり、片膝(かたひざ)をついた。

 それを確認すると同時に、ティガルは背中から地面に叩きつけられた。

 (どう)への強い衝撃に、一瞬息が()まりそうになる。

 だが次の瞬間、こみあげてきたのは笑いだった。


(やっぱ一朝一夕(いっちょういっせき)にはマネできねーよな、()り技なんか)


「足技だとぉ……?!」


 早々(そうそう)に起き上がったグラムの目は、血走(ちばし)っていた。


「おのれ! だから官家は嫌いなんだ!」


 彼は忌々(いまいま)しげにそう吐き捨てると同時に、すぐさま攻撃に転じ、右手剣を構えてティガルめがけて走ってきた。

 ティガルも(あわ)てて起き上がり、防御のために小杖を構える。

 来た。


 ――その瞬間を待ってたんだ。


 グラムがティガルの顔面めがけて、()き手の右手剣を振り下ろす。

 そのおかげで、右方はガラ()きだ。

 すかさずその右方から、ノワンの矢が放たれる。矢の先端に布が巻かれているとはいえ、複合弓の威力(いりょく)は強い。ノワンの腕力によって(たわ)められた力が、ティガルを見据(みす)えるグラムの、すぐ眼前まで矢を進ませる。

 だがグラムが振り下ろした剣は、ティガルの目の先を通過(つうか)した。剣はその円の軌道(きどう)を保ったままに振り上げられ――(せま)りくるノワンの矢を、()ねた。


「マジか」


 思わず、そうつぶやいていた。真に驚くべき現象を目の当たりにしたときの、心の底からの(かざ)らぬ驚嘆(きょうたん)だ。


「ナメんじゃねえ! そんなふざけた小細工(こざいく)、この俺が気づかねえと思ったか!」


 ティガルが目を(みは)る間もなかった。

 グラムの重い攻撃が、防ぐティガルの剣を(たた)く。あまりの衝撃に、ティガルの剣は持ち主の手を離れた。(ひも)(つな)がれた剣は、ティガルの手首の周囲を高速で回った。


(あぶ)ねっ」


 (あわ)てて制御(せいぎょ)を失った剣の柄を(にぎ)ると、グラムが豪宕(ごうとう)な笑い声を上げた。


「そうかそうか、変な動きだと思ったら。(ひも)を使うとは、小賢(こざか)しい真似(マネ)をしやがる! だがタネがわかったからには、もはや(おそ)れるまでもねえな。お前の剣の軌道(きどう)なんか、すべて見きってやる」


「タネがバレたか。――マズったな、こりゃ」


 もはや、ノワンの援護(えんご)(たの)むことはできない。グラムはまだ、ノワンの矢への警戒を(おこた)っていない。

 グラムは目を見開き、ここぞとばかりに次なる攻撃を繰り出した。

 初見では(おそ)ろしい軌道(きどう)も、タネがわかれば(おそ)るるに足らず。グラムの()り上げられた口角(こうかく)からのぞかせる白い歯が、勝鬨(かちどき)を上げていた。


「ここで死ねぇ! クソガキ!」


(ヤベえ……!)


 かろうじて手元にある小杖を構えるティガルは、彼の気迫(きはく)に、本能的に死を悟った。

 だがグラムは気づいていない。

 そのすぐ(うし)ろに(せま)りくる、もうひとつの「赤い」影に。

 刹那(せつな)、グラムの視界の(はし)で、赤い長外套(クローク)がひらめいた。


「まさか――」


 言い終わる前に、グラムの首は後方に()められていた。(あご)が上にあげられた状態で、頸動脈(けいどうみゃく)の血液がじわじわと()たれていく。

 この技の効力を、グラムは痛いほどよく知っていた。なにせ、彼が育った陸軍で教えられる技そのものだからだ。

 グラムの教え子である派遣公安課ならともかく、こんな芸当ができる警護課の人間を、彼はひとりしか知らない。

 この(さい)、なぜかを考えている暇はない。

 グラムはあらん限りの力で、(こぶし)を頭のうしろに(たた)きこんだ。

 だがそれと同時にグラムの首は解放され、(こぶし)虚空(こくう)を切った。どうやら赤い長外套(クローク)の護衛対象は、危機を感じて咄嗟(とっさ)に逃げたらしい。


「逃がすかっ!」


 すぐさまうしろを()り返り、剣を()き出す。

 だが()き出された右手剣は、何の抵抗もなく、砂埃(すなぼこり)の舞う(ちゅう)を斬った。

 突然視界から消えた相手を探して、グラムが血走(ちばし)った目を走らせた。

 その瞬間だった。


「んぐぁ……っ?!」


 グラムの視界に、すさまじい電撃が走った。

 何が起こったか考える余裕(よゆう)もなく、彼はその場に硬直(こうちょく)した。

 数秒ののち、彼はぴくりと動くこともなく、バサリと音をたてて後ろに倒れた。


「これで、チェックメイト(アール・イズマク)です」


 彼の前に立ち、そう宣言したのは、赤い長外套(クローク)の護衛対象役の憲兵だった。

 先ほどの激しい動きによってその大きなフードは外れ、黒と白の頭布の巻かれた赤い髪が、燃えるようにゆらぎ、なびいている。

 ティガルは倒れた教官を横目に見ながら、安堵(あんど)(ほお)をゆるませた。


 ――作戦成功だ。


 そう、これが当初からの作戦だった。

 遠方からの射撃を意識させることで、近くの「赤くて目立つ」護衛対象を、意識から外させる。

 グラムが見事にノワンのほうに注視(ちゅうし)してくれたおかげで、護衛対象の存在は盲点(もうてん)になったのだ。

 とはいえ、この小柄な護衛対象が、大柄な教官の(また)を気づかれずに(くぐ)り抜けた挙句(あげく)、頭突きで金的を食らわすことは、さすがに想定外だったが。

 想定外ではあるが、そして多少(また)が涼しくはなったが――同情はない。彼が数年前に()()()()()()にしたことを思えば、当然の(むく)いだ。


「言っときますけど、不意打ちじゃねーっすから。最初にそう言ったでしょう、二対一だって」


 倒れた教官にそう言い捨てると、ティガルは護衛対象に向かって、うやうやしく敬礼した。


「オレのサポート役、お疲れさんでございました。影武者(かげむしゃ)スフィル国王陛下」


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