天国と地獄
R「・・・此処は何処だ?・・・この暖かい光は何だろう・・・全ての物が優しく輝いている・・・」
S「おう!Rじゃないか!お前もくたばっちまったのか?」
R「兄貴?・・・じゃ、此処は・・・」
S「そう、天国だ。唯物論を奉じた俺には信じ難い事だが、此処は天国だ」
R「俺は死んだ覚えないぞ!しかも、兄貴には地獄が相応しいじゃないか!何故天国にいるんだよ!」
S「ははは、確かに最初は地獄に堕ちたさ。だけどな、そこでルシフェルに搾取される悪魔達を目の当たりにしたんでな、早速悪魔達を組織してルシフェルに対する革命戦争を始めたんだ。苦労したけど遂にルシフェルを打ち負かし、平等で公正な地獄を建設したらルシフェルの奴、神に泣き付きやがった。それで、俺は地獄を追放されて此処に来たんだ」
R「あんたって人は・・・」
S「俺は何処にいても革命家だ。文句あっか?」
R「・・・」
S「久しぶりだ、酒でも飲むか?」
R「天国に酒があるのか?」
S「俺が来るまではなかったが、作れる様にしたんだ」
R「・・・」
・
・
・
R「折角天国に来たんだ、神に挨拶したい」
S「それはどうかな?奴は忙しいからな」
R「そうか・・・やはり、日々人々を救済しているだろうからな・・・」
S「ちょっと違うな」
R「?」
S「奴は今、不眠不休で第4回中央委員会総会の決議案を書いている」
R「はぁ?」
S「だから言っただろ?俺は何処にいても革命家だと」
R「・・・」
・
・
・
R「・・・なんじゃ!この夢は!」
Sh「どうしたのよ?びっくりしたじゃないの!」
R「何でお前が此処にいるんだ?」
Sh「失礼ね!散々酔っ払って倒れたから家まで送ってあげたのに!」
R「・・・そうか・・・すまない・・・変な夢見たんだ・・・」
Sh「どんな夢?」
R「実は・・・」
・
・
・
Sh「面白い!あの人らしい!」
R「まぁ、そうなんだけど・・・地獄も天国も散々な目に遭っているな・・・」




