BK君の憂鬱
BK「花火にお金使い過ぎた・・・お腹空いた・・・」
R「よぉ、BK!いい所で会った。これからCの飯店に行くんだ、一緒に行こうぜ」
BK「嫌だよ!また説教するつもりだろ!」
R「それ以外に何があるってんだ!つべこべ言わず付いてくりゃいいんだよ!」
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BK「酷いじゃないか!いきなり荒縄で縛って無理やり連れて来るなんて!僕の人権はどうなるんだよ!」
R「お前に人権云々言われたくないな」
BK「帰る!」
R「いいのか?腹減らしているだろうから、飯驕ってやろうと思っていたのにな・・」
BK「・・・」
R「帰るのか?じゃ、仕方ないな・・・」
BK「・・・君に相談したい事を思い出した・・・」
R「何だよ、相談って?」
BK「・・・」
R「早く言えよ」
BK「・・・Jの事だけど、僕はAに対して花火でメッセージを送っているんだ。にも拘らず、関係のないJがどうしていつもヒステリックに喚き散らすんだ?」
R「俺ん家やCん家に向けて打ち上げても意味ないし、Kん家の上を飛んだら大騒ぎになる。だからJん家の方向に打ち上げるけど、島と島の上空を飛翔コースとして選んで、その上でJん家の上空に差し掛かる頃には十分な高度に到達させて、Jに被害が生じない様にちゃんと配慮していますよ、というメッセージも込められている事は誰が見ても分かるさ。普通の頭があればな。ところがJは普通じゃない。俺達が通常使うメッセージの作法を全く理解していないどころか、独善的な被害妄想の固まりだ。話にならん」
BK「やはりそうか・・・」
R「でもな、2回続けて朝っぱらに上空を通過されたら俺だって気分悪いぞ。しかも、俺やAもたまに打ち上げに失敗する。お前だけが失敗しない保証なんてこれっぽちもない」
BK「・・・じゃ、どうしろと?」
C「はい、青椒肉絲と酸辣湯だよ。この四川泡菜も美味しいから食べてみて。さて、僕も話に入るからね」
R「これからが本題だ・・・BK、お前の言いたい事は分かるが、これ以上お前が花火を打ち上げると偶発事故のリスクも高まる。そこでだ、お前が一方的に花火の打ち上げ停止を宣言した上で、AとK、AとJの戦争ごっこを禁止させるためにGかChを仲介してAと交渉する、ってのが現状ではより良い選択だ。俺の兄貴はAとの開発競争の際に一方的に実験を停止する事で世論を味方に付けてAを追い詰める事ができた。お前にもその気はあるか?」
BK「・・・」
C「これ以上事態がエスカレートすると、偶発的な事故・事件から取り返しのつかない惨事になりかねないんだ。もし、J君ん家の方向に打ち上げた君の花火が途中で制御不能になって、J君ん家の敷地に墜ちたらどうなる?良好な関係なら事故で済む話が、攻撃と看做されてしまうんだ。それでもいいのかい?君の安全を保障する方法なら他にもある。花火だけに拘る事はないよ」
R「そもそも、飯が食えなくなるまで花火を打ち上げる様なバカな事は止めろ。お前、自覚していないかもしれないけど、フラフラ歩いていたぞ」
BK「・・・ちょっと考えさせてくれないか・・・今日はありがとう。美味しかったよ」
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R「大丈夫か、あいつ・・・」
C「僕達で何とかするしかないからね・・・」




