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桜町野球軍  作者: 赤虎
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G君の提案

G「よう、車椅子に乗って、どうしたんだ?」

Nl「交通事故で骨折してね、暫くは歩けないんだ」

G「大変だな。で、何処に行くんだ?」

Nl「Vの家までだけど」

G「俺も駅界隈に用事がある。転がしてってやるよ」

Nl「ありがとう」

   ・

   ・

   ・

G「あの野郎・・・」

Nl「いいよ、待てばいいだけだから・・・」

G「おい、悪いが順番譲ってくれ」

A「何だ?俺が先に並んでいるのが見えないのか?」

G「そこのプレートに何て書いてある?このエレベーターは高齢者、チャレンジド、傷病者等優先って書いてあるだろ?」

A「だから何だ?お前こそ割り込み・・・」

G「規則を守れない分際で口答えするな!今直ぐそこをどけ!」

Nl「・・・」

A「・・・クソッ」

G「それでいい・・・さぁ、乗ろうか」

Nl「あ・・・ああ」

   ・

   ・

   ・

Nl「今日は助かったよ、ありがとう。実言うと、Aの様な人達って結構多いんだ。骨折するまで気付かなかったけど、あの様な人達が無造作にエレベーター使うんで、本来使うべき人達が使えない事って多いんだよね・・・」

G「なるほど・・・じゃ、気を付けてな」

   ・

   ・

   ・

G「Aの野郎、足が使えるなら階段使えってんだ。ただでさえ高脂肪の物食ってんだから運動しなければデブになって当然だろ。逆に、俺とRなら車椅子抱えて階段駆け上がる事も朝飯前だよな・・・もっとも、俺等みたいに常時鍛錬している奴ってそんなに多くないから、最低3人かもな・・・って、待てよ、そもそも、エレベーターのコストと人件費とどっちが安いんだ?」

   ・

   ・

   ・

G「あれ?こんな結果ってありか?何処かで計算間違えたかな?」

   ・

   ・

   ・

G「何回検算しても同じだ・・・3人チームで3交代を前提にしても、人件費の方が遥かに安いぞ・・・チームのメンバーにも失業している連中が何人もいるから、これはひょとして・・・明日、会長に談判してみるか」

   ・

   ・

   ・

G「・・・という結果に至ったんだ」

EU「検討する」

G「遠回しに拒絶しているんじゃないだろうな?」

EU「いや、直ぐにタスクチームを立ち上げて検討させる。私も、以前から機械だけに頼る事に疑問を持っていたんだ。もっと人が直接サポートすべきではないかと。その上に失業対策にもなる。これは素晴らしい提案だ」

G「そうか、頼むぜ。じゃな」

EU「ちょっと待ちたまえ」

G「何だ」

EU「君もタスクチームに入らないか?」

G「いや、俺は何かと・・・」

EU「君は口先だけの男じゃないだろ?それとも、私の見込み違いだったかな?」

G「・・・分かったよ!メンバーになりゃいいんだろ!その代わり、さっさとタスクチームを立ち上げてくれ!」

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