臨時総会
A「今年の監査はGが担当かよ・・・おいIs、使い込んじまった金、帳簿上辻褄が合う様にしてあるだろうな?」
Is「大丈夫だよ」
A「今年の監査は、規則大好きで理屈屋で堅物で融通の利かないGが担当だからな。念には念を入れておけよ」
Is「分かってるよ。君は考え過ぎじゃないのかい?」
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G「監査の結果、帳簿が意図的に改変されている痕跡があった。今の段階では不正があったとは断定できないが、会計係のIsから事情を聴きたい。ついては、速やかにIsを総会に招致してくれ」
A「今日は既に予定していた閉会時間を過ぎている。Isの招致は次回の総会でどうだ?」
G「次の総会は半年後だ。それまで待てない。チームの規則第53条前段には、代表は臨時総会の召集を決定することができる、とある。今直ぐ決定して、次の日曜日に臨時総会を開き、Isを招致してくれ」
A「したくないな」
G「それじゃ、監査人に対する協力を拒否したと見做し、第90条第2項の規定に基づき監査報告書を総会に提出することを拒否する。そうなれば第92条の規定により、次年度の予算を編成することができなくなるが、それでいいんだな?」
A「俺は一生懸命チームの事務をしている。何故攻撃しかしないんだ?」
G「これは攻撃じゃない。俺は監査人としての任務を遂行しているだけだ」
A「もう時間切れだ。続きは次回の総会で・・・」
G「おい、逃げるな!」
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G「あの野郎、逃げやがった」
F「何かやましいことしているぞ、あいつ」
B「有志を募って、臨時総会を招集させようじゃないか!」
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G「これが臨時総会招集を求めるメンバーの名簿だ。第53条後段では、メンバーの1/4以上の要求があれば代表はその召集を決定しなければならない、とある。名簿に名を連ねたメンバーは全体の54%。つまり、臨時総会招集の要件を十分満たしている」
A「・・・第53条には、招集を決定をしなければならないとあるだけで、その時期までは規定していない。召集時期は俺の裁量だ」
G「確かに招集時期の規定はないが、特段の事情がない限り速やかに臨時総会を招集しなければならないと解釈すべきだ。次の日曜日に臨時総会が開催できない理由はない」
A「したくないんだから、いいじゃないか」
G「よくはない。第53条後段の要件を満たしている以上、来週の日曜日に臨時総会を招集しろ」
A「お前、何故Isを攻撃するんだ。このレイシスト!お前の様な奴には負けない!」
G「何関係のない頓珍漢なこと言ってんだよ!ふざけるな!」
A「何言われようとも、したくないものはしたくないんだ!」
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G「とか言ってた」
F「こりゃ本格的だな」
B「・・・やるか?」
F「やっちまうか・・・ついでだ。RとCも呼ぼうぜ」
B「よし、アンチAでチームをまとめよう。これ以上奴をのさばらせてたまるか!」




