革命
A「・・・さて、我々は強力な打撃力があるからチームの中核なんだが、それだけじゃない。皆、自由を得るために親父を倒し、あるいは殺した経験がある。この事実は、正当性という偉大なアドバンテージを我々に与えている」
B「確かにそうだな・・・Gの家は失敗したどころか、それが原因で真逆の状態になったからな」
R「Jの親父も中途半端な訳の分からないことして、やはりGん家と同じく真逆になった」
C「やはり、自ら立ち上がり自由を獲得した者だけが真の強者だよ。G君とJ君は残念だけどね」
F「・・・これ、Jから聞いたんだが、Jのひい爺さんは彼の親父を倒したらしい」
A「そんなバカな事はあり得ない!あの、自ら奴隷になる事を望む輩が、自由のために親父を倒す事など考えられない!」
F「Jは確かにお前の言うとおりダメな奴だが、奴のひい爺さんは違うと思うぞ・・・例えば、αという奴がいたとする。αにはβという息子がいて、βは常にαに虐げられていた。ある日、そのαの敷地の端っこで、成長したβが勝手なことをし始めて、本来αの物になるはずの収穫物を横領するようになった・・・」
B「何処にでもある話だな。それだけじゃ・・・」
F「人の話は最期まで聞け!・・・そればかりでなく、βは勝手にケンカを始めて敷地を拡大していった。やがて、αはβに介入することができなくなった」
R「それで?」
F「業を煮やしたαはβを実力で潰そうとしたが、その動きを察知したβはαの母屋を急襲し、αを追放してαの土地と財産の大部分を自分の物にしてしまった。その後、βは自ら規則を作り敷地を意のままに支配した・・・こうしたβの行動を俺達は何と呼ぶ?」
B「そりゃ革命だろ」
C「そうだね、革命としか言いようがないね」
F「今の話のβが、Jのひい爺さんなんだ」
A「嘘だろ?俺達より600年も前にJのひい爺さんが革命を?信じられん!」
F「俺も最初は嘘でないまでもかなり誇張された話だと疑った。その後自分で調べてみたが、本当の話だ」
R「まっ、お前がJの肩を持ってデマを流す理由はないからな・・・であれば、今のJの体たらくは何だ?何時からあんな無様な奴になったんだ?」
F「俺はJの爺さんをよく知っているが、あんなんじゃなかった。理性的で合理的で、しかも強かった。俺達から敷地を守るために、本気で戦えば勝てたJの親父とのケンカをあえて放棄したほどだ」
B「Jの親父はBK以上のキチガイだったからな・・・その親父の影響で斜め上に吹っ飛んだか・・・」
C「J君のお父さんは本当にお爺さんの子供なのかな?F君の話を聞くと、断絶があるとしか考えられないんだけど」
R「あり得るな」
B「じゃ、誰の息子だ?あんな出来の悪い奴は見たことないぞ」




