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神様! TRPGの世界にPL-私-を突っ込まないでください! ~ルルブ知識と夢回想イベントだけで1万の軍勢を10万に勝たせろなんて無謀じゃないですか!?~  作者: mizuchi_0307
神様の意図

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神様! これ、シークレットダイスで決める内容でした!?

「というわけで~ 色々悩んだんだよね。セシリアへのお土産は何にするか確定させてたけどさ~ ミコちゃんって何が欲しい子なのかさっぱりだったからね~」


 そりゃそうでしょうよ。私、貴方に私は帝国民ではありません! お願いだからゼーレンにおいて置いてください! 情報あげますから! ぐらいの事しかしてませんもん。この情報でわかったらバケモンですよ!


「だからさ~ これで決めたんだよね~」


 はあ、これで……ってそれいつぞやの10面ダイスじゃないですかああああああ!? 何でそれで決めてるんですか!? それで貴方が決めちゃったら、シークレットダイスと同義じゃありませんかああああああ!? 報酬をシークレットダイスにしないでください! ってか何にしたんですかあああああ!?


「ミコちゃん……リディア様のこれは、割と、有名だから……」


 有名なんですか!? ご褒美どうしようかなってその日の気分レベルであげちゃうって事!? キャラづくり徹底しすぎていませんか!? もしかしてそれが素なんですか!? あんな夢見せられた後でこれは本当どうしたらいいか困るんですけどおおおお!


「あっれ? ミコちゃんどうしたの? 私の顔になんかついてる?」


 いいえ、ついていません。とても可愛くて無邪気な仮面が張り付いているだけです。なんか、なんだろ。うん。もしかしてリディアさんと付き合うのって、ある程度心を無にしないと死んでしまう気がする。


「あ、ついたついた。はい、ここだよ。」


 うん? ここって……2階建ての、お家?


「ここだよ、って……あの。リディア様?」


 セシリアさんが不思議がるのはわかるよ。でもさ。素敵なお家は素敵なお家だしここは素直に褒めよっと!


「わぁ……素敵な一軒家ですね! このお家、誰のお家ですか?」


「そっかそっか。気に入ったか~ うんうん。じゃ、ここ、今からミコちゃんのペットハウスね。」


「「は?」」


「いやだってさ。昨日、帝国軍が割と進軍してたからさ。下手したら城壁の裏側にあたる第二区画は緊急的に壊れた武器の収容とか、怪我人の一時救護とか、他には捕虜収容所を作ったりする可能性が出てきたからさ~ 見張り小屋の牢屋が使われてると困るんだよね?」


「あ、ああ……た、確かにそうですね。申し訳ありません。ですが……一軒家? しかもここ、第二区画からそれほど離れていませんよね? これぐらいの規模でしたらそれこそ、ここを収容所にすればよいのでは……? 囲いもありますし。」


「それがね~ 使えない建物なわけ。で。あ、ちょうどいいからミコちゃんにあげようと思って、該当の建物10個をこのダイスの目に当てたわけ。で。ここになったわけよ。」


 ちょ、ちょっと待って……情報の整理が追い付かないんだけど……えっと。リディアさんは。私の情報が正しかった、もしくは役に立ったからご褒美として何かをあげようと考えた。そこで、これからの事を考えると私が見張り小屋の牢屋を占拠していては困るから、一軒家をプレゼントしちゃおうと思った。そこで、自分の知ってる使えない建物の中から1D10で決めたと……なにそれ!?


「えっと。その。リディア様? エリアーナ様やカイ様の許可は?」


「え? いる? だって帝国軍のスパイがいた家だよ? 帝国軍の捕虜収容所としては使えないし、騎士団で公募してもみんな私がゴミ掃除した家に住むなんて嫌って言うし。しまいには貴方がやったことなんだからってエリアーナが私に管理しろって押し付けてきたんだよ! しょうがないから私自身が管理してる物件なんだからさ、自由じゃん!」


「ですから、その使い方をするという許可はとってあるのかというお話でして……」


「大丈夫、大丈夫。今更私が何しても、筋さえ通ってればエリアーナは、そう、で片づけるから! ほらほら、これ鍵ね。開けるよ。入りなよ?」


 ええええ!? 普通、プレゼントって言って鍵渡して、鍵を開けさせて、一番最初に入るように促すもんじゃないですか!? 入りなよって、私に渡すつもりだったんじゃないんですか!? 何でナチュラルに自分の方が上になってるんですか!? いけない、だめだ。このペースでリディアさんにツッコミを入れていると、私の体が本当にもたなくなる!!


「玄関ちょっと狭めですね。でもきちんと靴箱あるのいいなぁ……」


「あら。土足で上がるのが嫌なタイプ?」


「というより住んでたところが土足厳禁だったのでやっぱりそっちの方がいいなって。」


「そう。ならここはきちんと土足じゃなくて」


「セシリアさん。」


「何?」


「どうせ後で掃除することになるから別に土足でいいです。」


「ん? 2人ともどうしたの? こっちがリビングだよ?」


「……そう、ね……」


 うーん。特に不審なものはなさそう? まあなんかやたら散らかってるのは気になるけど……

 お風呂とトイレが別なのいいね。公国の生活様式は現代日本に近いって設定通りだね。寝室のベッドはちょっと埃被ってるけど掃除と洗濯すれば行けるね。そういえば魔石で動く洗濯機もお風呂場にあったっけ。でも一番驚いたのはキッチンだよね。魔石はめ込んで冷凍保存までできちゃう冷蔵庫にレンジまであってなんか地味に凄いお家。いいのかな、こんなお家貰っちゃって。


「えーっと。大体、わかりました……で。さっきからその部屋だけ絶対に入れないようにしてるのは何でですか?」


「え? ああ、ここは封印の間だから入らない方がいいよ?」


 封印の間???


「あのすみません。譲渡される建物に何故封印の間を放置したままにするかがわからないのですが。」


「いや、別に放置するつもりがあったわけじゃないんだよね。ただちょっとここだけは定期的に掃除できる人があまりいない上、貴方にあげよっかなーって思ってから掃除するまでの時間がなくて封印した方がいいやってことにしてあるだけで。」


 ということは。


「……だよね。やっぱり開いてるよね。」


「ミコちゃん!? いや、それはちょっとやめた方が!」


 え? セシリアさん。何言ってるんですか。多分、私、使うなって言われてもいずれ使っちゃいますよ。寝ぼけて開けるとかしますよ。だったら最初から開けちゃった方が……


 ……わぁ……すごーい。お部屋全体真っ赤だ~ この水玉みたいな模様何かな? 赤いね。……血痕だああああ!?


「あの……リディア、様?」


「あ~あ。だから言ったじゃん。封印した方がいいって。ここさぁ。先住民が帝国軍のスパイでさ~ んで、私がゴミ掃除しておいたわけ。ゴミ掃除の痕跡がきちんと消せてなくってさ~」


 うん。うん。これね。私ね。夢で見ててよかったよ。うん。発狂しちゃうって、こんなの。リディアさんがこういう壊れ方してるって、想定できてるから助かってるけどさ……


「リディア様。差し支えなければ、その。10件の建物の内訳を聞かせていただいてもよろしいでしょうか……?」


 お! 流石セシリアさんだ! そうだよ、こんな事故物件


「えーっと。とりあえず全部帝国のゴミが住んでたのは共通ね? どこで掃除したかの違いかな? リビング、お風呂場、寝室、地下室、クローゼット、トイレ、書斎……あとどこだっけ? 廊下と物置? だっけ。あっ! 思い出した思い出した! キッチンだ! これで全部だね! こうやって数えてみるとここまだましな方だね! 書斎だもんね!」


 あ。はい。もういいです。全部同じですね。わかります。帝国の方が住んでいたから、万が一スパイにしかわからないような暗号とか仕組みがあったら困る。だから捕虜なんか置いておくわけにはいかない、という判断ですね。わかります。貴方、そういう所とても合理的で素敵だなって思います。でもそれなら掃除して欲しいです。その時に変なものがないか確認すべきです。


「あ。そうだそうだ。」


「なんですか? リディア様?」


「帝国のスパイは基本的にここ半年ぐらいきてないから。そりゃ来たらみんな死んでるんじゃ来たくもないよね! あははっ! 大丈夫だよ。私、帝国兵は殺すけど、他は殺さないから、ね?」


 あのぉ……なんですか。その圧の掛け方。あの、セシリアさん。もしかしてセシリアさん、もうスパイだってばれてるのではないですか? そうじゃないとこの圧の掛け方してきませんよね……? あ、セシリアさんが汗かいてる。セシリアさんも同じこと思ってる……



「さて、そろそろ私は帰らないとね。それにしても遅いなぁ……」


「? 遅いとは?」


 ん? あれ、人がこっちに向かってくる……段ボール箱……あ、あるんだ……2つも重ねて……重たそう……


「すまない! リディア! ちょっと荷物が多くてな!」


 全然顔が見えないけど声的にはそこそこお兄さんっぽい人だね。


「あっ! 遅いですよ~ ダリル先輩!」


「え? あっ! ダリル第三区画守備隊長! ご苦労様です! ……え?」


 ん? セシリアさん知ってる人? 守備隊長? 凄い偉い人じゃん! で、なんでセシリアさん、驚いてるの……?


「おつかれ、セシリア。お前も大変だな。」


「……あの。その、荷物……」


「お前のだが?」


 ……うん? なんで守備隊長がセシリアさんの荷物を持ってきているの??


「……リディア様? これはどういう?」


「え? あ。そっか。いけないいけない。お土産忘れてたね。はいこれ。セシリアこういうの好きでしょ? あげるよ。帝国の新しい火薬銃らしき何か。大丈夫だよ。もう一丁はきちんとザメックおじさんに渡してるからね。」


「ありがとうございます。ではなく! 何故私の荷物をダリル守備隊長が持っているのですか!」


「え? ああ。え? ミコちゃんの護衛任務はセシリア専属でしょ。頑張ってね?」


「「……はい!?」」


 セシリアさんとまたハモっちゃった! いや、でもこれはそうなるって! いや、確かに嬉しいですけども! それって


「……セシリア。お疲れ様。」


「ダリル守備隊長!! わかってたなら助けてくださいよ!! 私、一言ももらっていません!!」


 ですよねえええええ!?


「……すまん。昔からリディア遊撃隊長はこんなもんだから……な?」


 というかリディアさんってそれで済まされる存在なのおおおおお!?


「な? じゃないですよーーーーーー!!」


 わかります! セシリアさんわかります! セシリアさんじゃなくても叫びますよ!!


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