エピローグ
読んでくださった皆様に、心より感謝を。
本当にありがとうございました。
「うっわ、まじでぎるどだー!!」
今日は、昔両親が俺にしてくれたように、3歳になった息子を冒険者ギルドに連れてきた。
「おう、勇希。どうした」
「あ、凱さん。うちの息子の冒険者登録をお願いしたくて。」
「がいおっちゃーん!おれのかーどちょうだいおれのかーど!」
「にーにー、ここでは凱さんはギルド長だから」
「いやいいさ、ちょっと待ってろよ慶次」
「おー!」
愛良が子供を妊娠したと判った日の翌日、一也が「俺もようやく親父になる」と浮かれて美香さんの妊娠を教えてくれた。
どちらも初めての子供なので、お互いに相談し今まで異常に行き来するようになり、それと同時に俺達は全員冒険者をやめた。
子供が産まれた後、俺は医師業を週4(ギルド2日・先生のとこで2日)に増やした。愛良は子育ての合間に農業を手伝ってくれるようになった。
一也は店に本腰をいれ、美香さんも一也を手伝っている。
『そちらに、にーにーとねーねーが産まれますよ』
出産前に俺達4人の夢に出てきた転生神様の言うとおり、うちににーにーが、一也の所にねーねーがやってきた。
産まれた瞬間嫁ぎ先が決まった事に一也は凄く複雑そうな顔をしていたが、俺の息子でにーにーなら、と渋々許してくれた。
「くぁー!なまでげーむができるとかさいこー!ゆーき、だんじょんいこーぜだんじょん!」
「いや流石に3歳で行くのは、愛良が許さないんじゃないかな」
「せっとくする!な、な?いこうぜ!」
「はいはい、説得出来たらね」
「おー!」
まず無理だろうな、と思いつつ、出来立てのギルドカードを左手に、俺の手を右手で握ってひっぱるにーにー。
「にーにー」
「ん?」
「俺、凄く幸せ」
「……ああ、おれもだよ」
俺は今、本当に心から、幸せな生を送っている。




